韓国語がいつまで経っても話せるようにならないから抜け出すためには?
안녕하세요.
今この記事を読んで下さっているあなたは韓国語の勉強を始めてどのくらいになりますか?
人によってはまだ始めたばかりかも知れないし、ひょっとするともう2~3年、さらに5年以上になるのかも知れません。
ところで、あなたが韓国語の勉強を始めた時に、はっきりとはしていなくても、~までには話せるようになりたい!みたいなことを思わなかったでしょうか?
そして、あなたが想像したその状態に今のあなたはなれていますか?
なれている!というあなたはそのまま勉強を続けても大丈夫です。
ですが、なれていない、言い換えるといつまで経っても話せるようになっていないと感じるのであれば、今のままではまずいですね・・・
今のあなたの話せるようになっていない状態が未来にスライドして現れるだけです。
今回は、韓国語がいつまで経っても話せるようにならないから抜け出すためにはどうすれば良いのかについて書きます。
キーワードは「捨てる」
話せるようになかなかならない状態から話せるようになるためのキーワードは捨てるです。
次からは具体的に捨てることを挙げて行きます。
成果が出なかったやり方や考え方を捨てる
今まで一生懸命に勉強してきたのに、話せるようになるという成果がなかなか出ていない状態であれば、思い切ってその成果が出なかったやり方や考え方を捨ててください。
韓国語の勉強に限らずですが、私たちは今まで自分が信じてきたこと、やり慣れていること、環境などを変えたくない、現状維持したがる傾向があります。
これは現状維持バイアスと呼ばれるものです。
現状維持バイアスとは「知らないことや経験したことがないことを受け入れたくない」という心理的傾向のことです。 たとえ有益なことであっても、未経験のことは「安定した状態がなくなる」とマイナス思考になります。 また、失敗を恐れて現状にとどまりたい人間の心理です。
引用元:Humap
でも、ちょっと考えてみて下さい。
数年もしくはそれよりも長くやっても成果が出なかったやり方や考え方を続けてこの先成果が出るでしょうか?
客観的に見ると、すでに長い時間やってきても成果が出なかったのであれば、残念ながらそのやり方や考え方はこの先続けても成果が出ないと考える方が妥当ではないでしょうか?
今とは違う結果を求めるのであれば、今とは違う考えを基にして違うことをする必要があります。
現状維持をして結果だけ変わることはありません。
今まであなたが良いと思って信じてやってきたけど、結果に結びついていない勉強はないでしょうか?
きっと何かしらあると思うので、それを止めてあなたの目指す成果に合った考え方とやり方を学び実践してください。
話すために必要ないことは捨てる
これは過去にも何度か記事に書いていますので、ずっと読んで下さっている方には耳にタコができるかも知れません。
韓国語とひと口に言っても、全部学ぼうと思ったら一生かけても終わることがないほど学ぶことは膨大にあります。
それらを学ぶことは時間や労力を考えても現実的に無理ですし、その必要もありません。
例えば、料理人と言っても、日本料理、フレンチ、イタリアン、中華などいろいろなジャンルがありますね。
ですが、どのジャンルでも一流になることはできないですし、日本料理の料理人になりたいのであれば日本料理に集中すれば良いわけです。
話を戻しますが、あなたが話せるようになりたいと思っていて、それが最優先なのであれば話すことに関係ない勉強は思い切って全部切り捨ててください。
あなたはエッセンシャル思考という考え方を聞いたことがあるでしょうか?
簡単に言うと、本当に重要な事を見極めて、それを実行していくことで確実に成果を出すという考え方です。
以下の表はビジネス向けの表現で説明されていますが、これを韓国語学習に置き換えて考えてみてください。
私自身、英語と韓国語を勉強をしていた当時は無意識でしていたので認識がなかったのですが、この本を読んでエッセンシャル思考を基に勉強していたことに気付きました。
話すことに数多くの単語や難しい文法は要りません。
数や量を増やすから話せるのではなく、それを使えるかどうかなんです。
初級の単語と文法だけでひとまずOK、十分に話すことはできます。
必要なことは、知っていることを使いこなせるようになるスキルを学び練習し体得することです。
正確さを捨てる
これは会話をできるようになるための重要な考え方のひとつです。
誤解があるといけないので言いますが、「正確さを捨てる=デタラメ、いい加減」ではありません。
つまり、適当に知っている単語だけ並べて話すとか文法が全く違っていて相手が理解できないような会話のことではありません。
ではどういう意味かと言うと、テストの回答のように答えを当てに行くような発想を捨てるということです。
つまり、「~はこう言う」「韓国人はこう言う」「韓国人っぽい表現」といったことを気にして話そうとしないことです。
そうではなく、「自分が知っている単語や文法を使ってどう伝えるか?」を考えて話すことです。
そうやって考えて話してみて、多少違うとかニュアンスが少し変わる、でも伝えたい本質は伝わって相手が理解し会話が成立しているのであれば、会話はそれでOKなんです。
テストなら、出題者の意図に合った答えを書かないと間違いにされたり減点がされるような文でも、会話では通じているかどうかが最優先なのでそれで良いんです。
この発想を持たないと、いつまで経っても自分の作った文や話していることに対し「これで合っているのかな?」とか「間違ってないのかな?」と不安になってしまい自信がつきません。
自信がつかなければ話すことを積極的にすることができないので、なかなか自分から話そうとすることができず、結果的に会話力がつきません。
話せるようにならない負のスパイラルです。
間違いを直したり、表現を磨くことは後からすれば良いことで、初めからきちんとした会話をできるようになろうとする必要はありません。
粗削りでもひとまず形になっていればそれで十分です。
まとめ:不要なものは「捨てる」&成果を出した人に訊く
ここまで韓国語がいつまで経っても話せるようにならないから抜け出すために必要なことは「捨てる」ことであると書いてきました。
現状、思い通りの成果が出ていないのであれば、上で挙げた3つのことを見直してみてください。
ひとりで試行錯誤することは大事です。
ですが、やってもなかなか成果が出ないのであれば、それをいつまでも続けても結果には結びつきません。
自力で頑張っても成果が出ないのであれば、すでに成果を出している分かる人に訊く方が早いです。
訊くべき相手は、あなたと同じようにまだ勉強している人やテキストの学習内容を教えてくれる先生ではなく
あなたの問題や悩みの本質が分かり
そこから原因を明確にしてくれ
原因からの解決策を提示してくれる
あなたと同じように悩んでいた状態からあなたの目指すところですでに成果を出している人です。
私は教育関係のコンサルタントとして日々クライアントの問題解決をしています。
具体的には、学ぶ人が知識習得ではなく目指す結果を出せるオンライン教育プログラムの構築や教材作成のコンサルティングをあらゆるジャンルを対象に年間約150人の方にしています。
英語と韓国語を習得、講師として両言語を教えた経験、第二言語習得理論、延世大学で学んだ韓国語教育の専門知識を活かし、そしてコンサルタントとして韓国語学習に関するご相談にものっています。
もし、数年勉強をしているのに話せるようにならず、どうすれば話せるようになるのか分からず悩んでいるのであればご相談ください。
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