韓国語習得の成功に必須の正しい目標設定とは?
안녕하세요?
いきなりですが、韓国語の勉強を日々しているあなたに質問です。
あなたは韓国語の勉強をなぜしていますか?
韓国語を習得して何をしたい、できるようになりたいですか?
韓国語の勉強をして今日、今週、1か月後、1年後どうなっているか決めていますか?
この質問に対しあなたは即答かつ明確に答えられるでしょうか。
上記の質問は目標設定ということですが、韓国語習得に限らず何事においても目標設定をすることがとても重要です。
今回は、韓国語習得の成功に必須の正しい目標設定について書いていきます。
なぜ目標設定が必要なのか?
まずは、なぜ韓国語習得の成功のために目標設定が必要なのか、その理由を挙げてみます。
韓国語学習のゴールを把握するため
韓国語を勉強しているあなたは、韓国語学習を何のきっかけもなく何も考えずに始めたということは多分ないはずです。
K-POPやドラマが好きとか韓国旅行で会話がしたい、試験にチャレンジしたいなど何かしらきっかけや目的があったはずです。
韓国語習得をしたい理由はそれぞれ違うと思います。
韓国語習得したい理由は個々に違っても、自分が韓国語を始めようと思った時になりたいと想像した理想の状態や目指したいと思ったところがあなたのゴールです。
ゴールをしっかりと決めることで自分が最終的に辿り着く地点が明確になるため、そこに向かって具体的な行動がしやすくなります。
ゴール到達に必要なことを把握するため
目標設定ができると、ゴールに到達するために必要なことも分かってきます。
韓国語を含め外国語習得は、やり始めるとキリがなく終わりがありません。
そのため、日本にいて限られた時間と労力の中で韓国語習得をするためには、自分にとって必要なことに絞り込んで集中して取り組む必要があります。
目標設定をして自分のゴールを明確化することにより、自分にとって必要、優先的にすべきこと、優先度が低いもの、場合によりする必要がないことをふるいにかけることができます。
ゴールに到達するための方法を把握するため
ゴール到達に必要なことを把握するとそれに伴いゴールに到達するための方法も見えてきます。
初心者や初級の場合、ある程度の基礎ができるまでは、個々に目標が違ってもやることは同じです。
スポーツで例えるならば、競技は野球、サッカーなど個々に違っても、それぞれの競技に取り組む前に体力作りとしてランニングや筋トレを誰でもやることと同じです。
基礎体力や個々の競技をするための土台ができた後は、それぞれの競技で結果を出すための練習メニューをこなしていますね。
韓国語もこれと同じで、まずは何をするにしても必要な基本的な事をしっかりと学び身に付けます。
その後は、試験で合格したい人は試験対策の勉強、会話ができるようになりたい人は会話の練習をするということです。
このようにゴールに到達するために必要なことが把握できれば、そのために必要なことからどうやるかの方法も見えてきます。
モチベーションのキープがしやすくなるため
外国語習得はちょっとやってすぐにできるようになるものではないことは、既に韓国語を勉強しているあなたも実体験から理解していると思います。
外国語習得は、長期的に取り組む必要があるスキルの習得です。
個々に目標達成までにかかる時間には、勉強に掛けられる時間や勉強のやり方、目標とするレベルなどの条件により個人差があります。
とは言え、それなりに使えるレベルの習得をしたいと思えば、日本にいて限られた時間で学ぶ場合は、最低でも2~3年は掛かると思っておけば間違いないです。
このように継続が習得の大前提となる韓国語学習で、モチベーションをキープするためには目標はあった方が良いです。
その理由は、段階的に目標を設定することで最終的に辿り着きたいゴールまでの道しるべができるからです。
正しい目標設定とは?
韓国語習得に成功するための正しい目標設定はどのようにすれば良いのか?について書いていきます。
目標設定の重要性は、韓国語学習などの語学習得限った話ではなく、スポーツやビジネスなど多くの分野でも同じです。
ですが、いくら目標設定をしたとしてもそれが正しい目標設定でなければ目標達成はできません。
目標設定のポイントとしては大きく分けると以下の2つです。
長期と短期の目標設定をする
明確な目標を設定する(SMART)
長期と短期の目標設定をする
目標設定は長期と短期の目標設定をします。
長期は年単位の比較的長い期間での目標設定で、一般的には、10年後、5年後、3年後、1年後です。
ですが、韓国語習得においては先に触れた通りそれなりのレベルになるには2~3年をみるのが妥当なので、長期の目標設定としてはひとまず3年、2年、1年と年毎に設定すれば良いでしょう。
短期の目標は、数カ月単位から今日の比較的短い期間での目標です。
6カ月後、3カ月後、1カ月後、今週、今日の目標です。
明確な目標を設定する(SMART)
効果的な目標設定の方法としてSMARTというものがあります。
SMARTとは次に挙げる効果的な目標設定をするために必要なチェック項目の頭文字をとったものです。
Specific(具体的である)
Measurable(測定可能な)
Achievable(達成可能な)
Related(関連した)
Time-bound(時間の制約がある)
Specific(具体的である)
目標はSpecific(具体的である)必要があります。
目標を設定をしても、それが曖昧であるとゴール地点が見えません。
よくある曖昧な目標設定の例として「韓国語を話せるようになる」というものがあります。
これだと「韓国語を話せるようになる」とは具体的にどういう状態を話せるようになっていると解釈するのかが分からないため曖昧です。
実際に「韓国語を話せる」状態がどういう状態のことなのかは個人差があり、人によって想像している状態が全く違います。
これを、「韓国旅行に行って、料理の注文やお店で店員さんに商品について質問できるるようになっている」のようにすれば具体的な目標になります。
Measurable(測定可能な)
次に、目標はMeasurable(測定可能な)である必要があります。
例えば、「TOPIKで3級に合格する」といった目標は数値化しやすいので設定がすぐにできます。
一方で、数値化が簡単にできないものである場合でも、できるだけ数値化するように設定します。
例えば、会話力の目標設定であれば、「韓国人との韓国語でのやりとりが、3往復考えることなくスムーズにできるようになる」といった具合です。
他の例としては、「1分間で自分が話せる韓国語で自分のことについて話せるようになる」といった目標設定も測定可能な目標設定です。
Achievable(達成可能な)
目標はAchievable(達成可能な)ものである必要があります。
例を挙げると、これから韓国語学習を始める人が「1カ月でドラマを字幕なしで完璧に理解できるようになる」といった目標は現実的に考えて達成は不可能です。
目標達成をするには、行動しなければなりません。
そのため、現実的に自分ができないような目標を設定してしまうと、目の前の課題をクリアできないため目標達成もできません。
また、達成ができないような目標ではモチベーションが続きません。
逆に簡単過ぎる目標だと成長できません。
そのため、正しい目標設定は現状より少し難しい、だけどやれば何とかできそうな目標です。
Related(関連した)
自分の立てた目標が、自分が叶えたい夢、人によっては仕事やキャリア、自分の人生の目標と関連しているかということも大事です。
関連性が高ければ高いだけ韓国語学習のやる気も出て来ます。
これがまったくないと韓国語を勉強すること自体が目的になってしまいます。
その結果、学習がうまく進まないとか分からないことがあると、途端に嫌になってしまったり勉強のモチベーションが続きません。
自分が設定した目標を達成したら、どんなことができるようになるのか、どんな気分になるのか、どんな風にプラスになるのかを想像してみることも大事です。
Time-bound(時間の制約がある)
目標を立てる上で非常に大事なのが「いつまでに」と期間を決めることです。
例えば、1年後までにTOPIKの4級に合格すると少し先の目標を決めたとします。
目標達成の期日を決めることで、そこから逆算して目標を達成するためにいつ受験申し込みをし、どの教材を使い、勉強をどこまで終わらせるのか、そのために一日どのくらい勉強しなければならないのかといった目標達成までの具体的な計画を決めることができます。
達成までの期限がない目標はただの願望になってしまい目標達成が難しいです。
期日の設定がなく理想を想像しているだけの状態は「合格できたらいいな~」という願望で終わってしまいます。
まとめ:韓国語習得に成功するために正しい目標設定をする
ここまで、韓国語習得に成功するために目標設定が必要な理由と正しい目標設定の方法について説明しました。
目標がなく何となくする勉強は、行き先を決めずに行き当たりばったりで行く旅行と同じです。
先に自分が行きたい目的地を設定することでそこに辿り着くためにすべきことややり方も見えます。
そして、それにより必要ないことも分かり、余計な勉強や方向性の違う勉強をせずに済みます。
あなたには韓国語学習の目標がありますか?
正しい目標設定ができていますか?
目標がない場合は今すぐ正しい目標設定をしましょう。
既に目標を設定できている人は、正しい目標設定がされているか今一度見直してみてください。