韓国語講師が見た韓国語ができるようになっている人の共通点
안녕하세요!
韓国語の勉強をしているのに
なかなかできるようになっていない・・・
勉強している割に思っているほどできるようになっていない・・・
そんな人もいると思います。
その一方で、必死に勉強しているわけではないのに、できるようになっている人がいるのもまた事実です。
私は日本にいた頃、韓国語講師として下は中学生から上は60代のシニアの方まで指導してきました。
生徒さんの中でも、やはりできるようになっている方とそうでない方はいらっしゃいました。
同じテキストなど教材を使い、私と言う同じ人からみな学んでいるのに差が出ていたわけです。
では、できるようになっている人は何が違うのか?
今回は、私が韓国語講師の立場から見て、できるようになっている人の共通点について書いてみます。
- 「できる」の定義について
- 共通点1:明確な勉強の目的を持っている
- 共通点2:勉強を習慣化している
- 共通点3:謙虚に素直に学んでいる
- 共通点4:自分軸を持っている
- 共通点5:「忙しい」を言い訳にしない
- まとめ:できるようになる人はマインドセットができている
「できる」の定義について
まず、「できる」の定義についてです。
あなたは、「韓国語ができる人」と聞いて、具体的にどんな人のことだと思いますか?
これは、個々に捉え方の分かれるところだと思います。
例えば、
韓国人のような発音やイントネーションで話せる人?
TOPIKやハングル検定で高級レベルに合格出来ている人?
短い期間で話せるようになった人?
ペラペラと話せる人?
他にもいろいろあるかも知れませんね。
これから、この記事を書いていくにあたり、まずは、私が考える「韓国語ができる人」の定義をお伝えしたいと思います。
学んだものがしっかりと理解できている人
学んだものを使えるようになっている人
勉強したことがきちんと積み重なっている人
私は、これらの人を「韓国語ができる人」と捉えています。
共通点1:明確な勉強の目的を持っている
韓国語ができるようになっている人は、明確な勉強の目的を持っています。
韓国語ができるようになったらやりたいことが、曖昧ではなくハッキリしています。
一例を挙げると、ある生徒さんは、とある習い事の先生です。
その習い事は、日本に限らず世界各国でも仕事や習い事として馴染みのあるものです。
その方は、講師の会で韓国に研修のような形で行き、韓国人の同業者と交流したそうです。
ですが、その時に韓国語が全く分からなかったため、今後は韓国語で交流できるようになりたいと韓国語を始めた方でした。
このように、単に「韓国語を話せたらいいな~」ではなく、話したい目的がハッキリとしています。
共通点2:勉強を習慣化している
できるようになっている人は、やはり勉強を習慣化できています。
毎日ではないかも知れないし、一回につき長い時間を使っているわけではないかも知れません。
ですが、週に1回のレッスンの前日になって、宿題を慌てて片付ける、ただやるだけ、といった勉強はしていません。
実際私が聞いて調査したわけではないのですが、宿題のチェックをするためにノートを見ると、復習をした跡があるので確認できます。
それを見ると、しっかりと習慣化して勉強をしているんだな、とすぐに分かります。
また、レッスンをする中でも、既に学習した内容をしっかりと理解できていることが確認できることから習慣化ができていると分かります。
何事もそうですが、一度やって、レッスンの時だけ話を聞いて理解はできないですから、繰り返して勉強していることは分かります。
共通点3:謙虚に素直に学んでいる
私が指導した生徒さんの中で、特にできるようになっていた生徒さんはお二人とも60歳を過ぎてから初めて韓国語を始めた方たちでした。
お二人を指導していた私は、お二人よりも20歳以上年下だったわけですが、いつも謙虚に学んでおられる姿が印象的でした。
また、私がお教えする通りに素直に勉強されていました。
自己判断で教材を別でやったり、やり方を変えたりすることなく、とにかくきちんとお教えした通りに勉強されていました。
もちろん、宿題をして来ないことは本当に一度もありませんでした。
共通点4:自分軸を持っている
できるようになっている人はブレないですね。
色々な情報に振り回されたり、あれこれやる事を変えたりすることがありません。
自分の目標に向かって、習った通りに勉強を続けているだけです。
私が一度、上で挙げた生徒さんの一人にTOPIKの受験を勧めたことがありました。
日頃からしっかりと勉強されている方だったので、受験すれば受かるだろうと思ったからです。
するとその生徒さんは「いや、私は試験を目的に勉強しているわけではないので受けません」とおっしゃいました。
私は、この返事を聞いた時に、しっかりと自分軸を持って勉強されているなと思いましたね。
誤解があるといけないので補足しますが、試験を受ける受けないが問題なのではなく、自分の考えでしっかりと決めているということが大事だということです。
共通点5:「忙しい」を言い訳にしない
上で挙げたお二人は、当時の私よりもずっと忙しい毎日を送られている方でした。
お一人は、100歳を超えたご両親の世話、家事、講師の仕事を掛け持ちされていました。
もうお一人は、ご主人の自営業の手伝い、家事、孫の世話、他の習い事をされていました。
ですが、「忙しい」を言い訳にして宿題をしてこない、勉強しないということはなかったですね。
この姿勢は、未だに私も見習わなければいけないと思っています。
今の世の中、毎日暇に過ごしている人などそうそういないですよね。
まとめ:できるようになる人はマインドセットができている
ここまで、私が指導してきた生徒さんで韓国語ができるようになっている人の共通点を挙げてきました。
ここまで読んで下さったあなたは気づいたでしょうか?
ここまで挙げてきた共通点は、韓国語の勉強とは直接的に関係ないマインドセットの部分です。
確かに、韓国語の勉強のやり方や何を使って勉強するかも必要なことではあります。
実際、多くの学習者の方がそこを知りたいと思われていると思います。
ですが、そこだけ分かっても、それ以前のマインドセットが整っていないと思い通りの成果が出ないんですね。
例えば、良いと言われているテキストを使っている人が誰でもできるようになっているわけではないですよね?
テキストさえ良ければできるようになるのであれば、全員できるようになっているはずです。
韓国語に限らず何事もそうだと思いますが、成果を出している人は意識的にでも無意識的にでも、ベースとなるマインドセットをしっかりと持っているはずです。
「何をやるか?」「何を使ってやるか?」を大事に考えることと同じくらい、マインドセットをしっかり持つことをもしてみてください。
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