【間違いやすい韓国語】「~に」=「~에」って覚えてないですか?
안녕하세요.
私たちは学生時代に英語を習いましたよね。
その英語に比べると同じ外国語でも韓国語は、簡単とは言いませんが、分かりやすい、習得しやすいのではないでしょうか。
習得しやすい理由のひとつが、文法的に似ていることですよね。
置き換え式に当てはめていけば文ができてしまうことも多いです。
ですが、いくら似ていても韓国語は外国語であることには変わりはありません。
すべて置き換え式にしてしまうと間違ってしまうこともあります。
その中のひとつが助詞の使い分けです。
今回はその中でも日本語の「~に」について見ていきます。
「~に」=「~에」にと覚えてOK?
初めに書いた通り、日本語と韓国語は文法的に似ていて、置き換えれば文ができてしまうものが多いですね。
例えば
公園に行きます。
공원에 갑니다.
公園 공원
~に 에
行きます 갑니다
このように、日本語が分かる人であれば、何の問題もなく理解ができると思います。
ですが、常にこの感覚で韓国語の文を作ろうとすると間違えます。
次の日本語はいずれも「に」を含んでいる文ですが、「~に」=「~에」になるでしょうか?
私は母に似ています。
私に似合います。
元気になりました。
まず考えてみてから、読み進めて下さい。
「~に」は必ずしも「~에」ではない
上で挙げた3つの日本語の文の「~に」は「~에」ではありません。
ではどうなるのか?
母に似ています。
엄마를 닮았어요.
助詞は「을/를」か「~と似ている」と取って「하고,와/과,이랑/랑」
私に似合います。
저에게/한테 어울려요.
助詞は「에게/한테」です。
「~と~が(似)合う」であれば「하고,와/과,이랑/랑」
元気になりました。
기운이 났어요.
置き換え式に文が作れず、表現自体を変えないといけないパターンです。
なので、当然「~に」は「~에」のように置き換えはできないですね。
まとめ:意味合いを考え日本語と韓国語の差に気づく
ここまで「~に」は必ずしも「~에」ではないことについて例を挙げて書きました。
繰り返しますが、韓国語は日本語とどれだけ似ていても外国語です。
日本語のワクの中に韓国語を当てはめればできるという考え方を持っていると間違えてしまいます。
韓国語の単語に対し日本語の意味を単に割り当てて覚えるのではなく、どういった意味合いを持つのかまで理解するようにしてください。
これは助詞に限らず他の単語を学ぶ時も同じことが言えます。
また、韓国語の文を見た時に、日本語とのズレに注目してそこを学ぶようにしてください。
例えば、上の例で言えば、
母に似ています。
엄마를 닮았어요.
『日本語では「に」なのに韓国語では「을/를」になるんだな!』という気づきを得ることです。
この気づきがなく、単に「닮다(似ている)」の意味が分かり、文脈から「~に似ている」になるだろうと日本語に訳しただけでは、この大事な部分をスルーしてしまいます。
そして、「닮다(似ている)」だけで覚えるのではなく、「을/를 닯다」というひとつの表現としてセットで覚えることです。
日本語と同じ感覚でできるものは、注意しなくても間違えることはありません。
ですが、間違えるのは日本語と韓国語の差です。
この差を見逃さずに、韓国語の特徴を習得できるかどうかが韓国語上達のポイントです!
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