【間違いやすい韓国語】注意したい「お金がなくなった」の使い方
안녕하세요~
いつもお話している通り、韓国語と日本語はとても似ているので、日本語の延長線上で韓国語も考えてしまいがちではないでしょうか?
単なる置き換えでできない韓国語はたくさんあるのですが、気を付けたい表現に「なくなる」があります。
多くの例を挙げると長くなってしまうので、その中で今回は「お金がなくなった」について見ていきたいと思います。
「お金がなくなった」を使う状況を考えてみる
まず、日本語の「お金がなくなった」いついて考えてみましょう。
もしあなたが、「お金がなくなった」と聞いたらどんな状況を思い浮かべますか?
私であれば以下のふたつが思いつきます。
①あったはずのお金が消えてなくなってしまった
②買い物をしてお金を使ってしまいなくなった
①は盗まれたとか、誰かが持って行ったなどの理由で、その場所にあったはずのお金が消えてしまったの意味ですね。
②は自分でお金を使ったことによってお金が減ってなくなるの意味ですね。
では、次は韓国語で考えてみます。
韓国語で「お金がなくなった」の言い方は2つ
韓国語で「お金がなくなった」の言い方は以下の通り2つあります。
돈이 없어졌다.
돈이 떨어졌다.
없어지다と떨어지다の違いと言うことですね。
「なくなる」という意味合いをどちらも持ってはいるのですが、少しニュアンスが違います。
次で、詳しくその違いを見ていきましょう。
「돈이 없어졌다」と「돈이 떨어졌다」の使いわけ方
まず、없어지다と떨어지다の辞書での意味を確認を確認すると、以下のように書いてあります。
(引用元:ケイペディア)
없어지다
無くなる、消える、消えていく、チャラになる、いなくなる
떨어지다
無くなる、切れる、売り切れる、品切れる
どちらも結局「なくなる」のですが、ニュアンスが違いますね。
없어지다が「存在が消えてなくなる」で떨어지다「使っていって結果なくなる」のようなニュアンスです。
このふたつのニュアンスの違いが理解できるとふたつの言い方の違いも理解しやすいですね。
初めの日本語で当てはめると、以下の通りですね。
①あったはずのお金が消えてなくなってしまっていた
돈이 없어졌다.
お金そのものがどこかに消えてなくなってしまった
②買い物をしてお金を使ってしまいなくなった
돈이 떨어졌다.
自分でお金を使っているうちになくなってしまった
これが、없어지다と떨어지다のニュアンスからの使い分けです。
ただ、お金の場合は「돈이 없어졌다」でも「使っているうちになくなってしまった」の意味で使われます。
つまり「돈이 떨어졌다」のニュアンスと同じように使えるということです。
ただし、前置きでそのニュアンスであることが分かる場合です。
例えば、話をしている相手が「最近お店でセールをやっていて衝動買いしちゃって」と言ったとします。
その場合、「돈이 없어졌다」と言われても、使ったということが分かるので、使ってなくなったのニュアンスで理解されます。
ですが、前置きがなく「돈이 없어졌다」と単に言われたらそれは、「お金そのものがどこかに消えてなくなってしまった」のニュアンスで理解されます。
なので、「お金を使ってなくなった」というニュアンスを伝えようと思っているのに「돈이 없어졌다」とだけ言ってしまうと、聞いた方は盗まれたか何かだと思ってしまうということですね。
まとめ:状況により使い分ける
ここまで書いてきた通り「お金がなくなった」はそのニュアンスにより使い分けが必要になります。
日本語の「なくなる」を辞書で調べて似たような単語がいくつか出てきたら、必ず例文を見て、それぞれの単語のニュアンスを確認するようにしましょう。
違いを区別して使えると誤解がなくなり、より自然な韓国語を使えるようになります。
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