韓国語をほぼ話せない状態から、ひとまず話せるようになるためにすべきこと
안녕하세요!
韓国語を話せるようになりたい!と思っても、すぐに思っているようには話せるようにはならないんですよね・・・
これは、すでに韓国語を勉強している人であれば身に染みて分かるのではないでしょうか?
そして、韓国語を話せるようになろうと勉強しているあなたは、ひょっとすると話せるようになるためにはあれこれやることがたくさんあると思っていないですか?
もちろん、韓国語を話す目的によってはそういうこともないとは言えません。
例えば、専門分野の通訳をするとなれば、その分野の単語やよく使う表現などを知っている必要はあります。
ですが、現状、韓国語がほぼ話せない、決まったフレーズくらいなら話せる、初級レベルの学習内容をしっかり使いこなして話すことが難しいのであれば、あれこれやる必要はありません。
今回は、韓国語をほぼ話せない状態からひとまず話せるようになるためにすべきことについて書きます。
韓国語を話すことについての思い込み
まずは、韓国語に限らず英語でもそうですが、会話について思い込みがある人も多いと思います。
まずはそれらの思い込みがある場合は、その思い込みを捨てることから始めてください。
以下に、ありがちな思い込みを挙げてみます。
韓国語を話すことは難しい
ひょっとして、韓国語を話すことは難しい!と思っていないでしょうか?
もちろん簡単ではないかもしれませんが、難しいかと言われればそんなことはありません。
韓国語に限らずですが、「会話=難しい」と反射的に思っているのであれば、それは思い込みですね。
会話が難しいと感じるのは、慣れていないからです。
日頃ほとんどしないことをしようとするわけですから難しいわけです。
韓国語は単語や文法をたくさん知っていないと話せない
ひょっとすると、これも思っている人がいないでしょうか?
いつもお話している通り、話すに限らずですが韓国語を理解したり使うためにはある程度のインプットは必要です。
ですが、だからと言ってたくさん知っていないと話せないということはありません。
自分が既に持っている知識を活かせば話すことはできます。
初級レベルでは話せない
韓国語は、初級レベルからでも学んだことをしっかりとできるようになれば話すことは可能です。
確かに初級レベルで何もかも話せるわけではないですが、自分が学んだ範囲内のことで少しずつ話せるようになっていけば、初級レベルでもそれなりの会話はできます。
実際、韓国の語学堂でも初級レベルの学生たちが話せないかと言われればそんなことはありません。
1級で本当に韓国語を始めたばかりの段階では話せないですが、初級であっても勉強をしていけば話せるようになっています。
私自身、延世大学校の語学堂の2級の授業を教える立場で見学しましたが、学生同士で遊びに行く約束などを韓国語でしていました。
まずは話すことに慣れること
すでに触れた通り、会話は初級レベルの学習内容をしっかりと使えれば話すことはできます。
英会話は中学で習う単語と文法で話せると聞いたことがないでしょうか?
韓国語も同じことが言えます。
もちろん、私たちが日本語を自由に話せるように何もかも思い通りに話すことは難しく、制限はあります。
ですが、初めからそこを目指して話そうとすることはハードルを上げ過ぎです。
フィギュアスケートで例えれば、リンクを歩くことがやっとなのに3回転半ジャンプを飛ぼうとするようなものです。
これは、どう考えてもムリでしょ!って分かりますよね💦
このことから、初めから自分が考えた日本語をそのまま話せるようになろうとすることはいかに難易度が高いかが分かると思います。
現状ほとんど話せないとか初級レベルの知識をしっかりと活かして話せていないのであれば、まず目標とすることは話すことに慣れることです。
「きれいな発音やイントネーションで話したい」とか「長い文をスラスラ話したい」といったことはある程度話せるようになってから設定する目標にした方が良いです。
ひとまず話せるようになるために必要なこと
初級レベルの学習内容で話す練習を繰り返しする
まず話すことに慣れる段階で必要なことは、初級の学習内容をしっかりと理解した上で使えるようになるまで練習を繰り返すことです。
初級の内容だけで良いので、単語は綴りと意味だけ覚えて終わりにするのではなく例文を通し使い方までしっかりと理解してください。
単語の綴りと意味だけ覚えて、いくら単語数を増やしても、使い方が分からないと使えないので意味がありませんね。
そして、文法も文法の説明が分かるとか知っているではなく、その知識を実際に自分で使って話せる状態にすることです。
単語の意味を理解して文法も使いこなせるということはつまり、活用がしっかりとできるようになるということです。
活用練習については、以下の記事で説明しています。
深く学ぼうと思えば初級レベルの学習内容だけでも、それなりの時間と労力が必要になり、結構な勉強量になります。
詳しくは下記の記事に書いてあります。
会話の場合、作文と違いすぐに口から言葉が出て来なければならないですよね。
目安としてはひとまず3秒以内です。
その状態にまで持って行くための練習をしようと思えば、多くのことに手が回らず幅広くできません。
なので、話せるようになる勉強をしっかりとするとなれば、自然に勉強する内容を狭めて重点的に勉強するようになってきます。
いくら文を作れたとしても、それを話すまでに時間が掛かったり、考え込んでしまうようでは実際に話す時にはスムーズな会話になりません。
そのため、何度も繰り返して話す練習をして反射力をつける必要があります。
自分が日本語で良く話すことを韓国語で話せるようにする
私たちが韓国語を話す場合、日本語で話していることと同じようなことを話すと思います。
日本語で政治や経済の話をしないのに、韓国語で突然それらを話すようになることって多分ないですよね💦
そのため、初級レベルの学習内容で基礎的なことが話せるようになったら、自分が普段話していることを話せるようになる練習をしてみてください。
この時に注意することは、あなたが既に持っている単語力と文法知識で話せないか韓国語を考えてみることです。
何も考えずとも出て来る日本語はネイティブレベルなので、それをそのまま韓国語にしようとすると難しいです。
韓国語を日本語に合わせようとするのではなく、日本語をあなたの韓国語レベルに合わせてください。
具体的には、あなたが何気なく使っている日本語を5歳の子供が聞いても分かるレベルにしてみてください。
これは、子供が話すような言葉に変えるとか幼稚にするということではありません。
例えば、5歳の子供に
「今日パパは残業で遅くなるから先にご飯食べようね」
と言ったとします。
子供は
「ねえ、残業ってなあに?」
と訊かないでしょうか?
これに対してどう教えてあげますか?
例えば
「仕事がすごく忙しいこと」「仕事がたくさんあること」
という風に教えてあげられますよね。
つまり、表現し直すと
「今日パパはすごく忙しいよ。遅くなるから先にご飯食べようね」
「今日パパは仕事がたくさんあって遅くなるから先にご飯食べようね」
こういう具合に、日本語を簡単にしてから韓国語にしてみてください。
場合によっては多少ニュアンスが違っても相手に伝わればいいので、正確さよりまずはあなたの韓国語で伝えられるかどうかを優先してください。
まず話せるようにする段階では、難しい単語や文法を使って話すことよりも、上の例のような誰が聞いても分かりやすい文をしっかりと話せるようになることが大事です。
足りないものを足すのではなく、まずは既にあるものを使うという思考で練習しましょう。
まとめ:あれこれやらず、増やさず狭く深く勉強する
ここまで書いてきた通り、韓国語は初級レベルの学習内容を使いこなせれば話すことはできます。
単語の綴りと意味だけ分かって単語をたくさん知っている、というような広く浅い知識よりも、限られた物でも使い方まで知っていて使える方が話せます。
ひとまず話せるようになりたい人は、手広く勉強をするのではなく、勉強したことをしっかりと使えるようになるまで練習するような深い学びをするようにしてみてください。
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