韓国語の聞き取りが苦手って思ってひたすら聞くことをしてないですか?
안녕하세요!
韓国語の勉強は一般的には読解、聞き取り、書き取り、会話がありますが、人によりそれぞれ得意不得意があるのではないでしょうか?
その中で、聞き取りがどうも苦手、聞いても理解ができない、など聞き取りができないと悩んでいる人も割と多い印象です。
今この記事を読んで下さっているあなたはどうですか?
ひょっとして聞き取り力を上げるためにひたすら聞くことをしていないでしょうか?
聞き取りですが、実は聞いているだけではなかなかできるようになりません。
今回の記事では、聞き取りがなぜできないのかの原因と聞き取り力を上げる方法について書いていきます。
聞き取りができない原因
まずは聞き取りができないとか難しく感じる原因について挙げてみます。
韓国語の知識不足
まず挙げられる原因が韓国語の知識不足です。
つまり、単語や文法、発音についての知識がないか足りないということです。
私たちは韓国語に限ったことではなく、何語でもその言語について何も知らないとか聞き取ることについての知識が足りないといくら聞いても分かりません。
確かに、何度も繰り返して聞けば音には慣れてきてどういう音なのかということは聞き取れるかも知れません。
つまり、韓国語はなにひとつ分からなくても何度も聞いていれば「オルマエヨ」と音は聞いて言えるようになるかも知れません。
ですが、音は聞き取れても、それがどういう意味なのかは単語や文法を知らなければ理解はできません。
自分で発音や音読ができない
聞き取りなのに発音や音読など自分が発話することがなんで関係があるのかと思う人もいるかも知れませんね。
ですが、聞き取りと発話は密接な関係があります。
自分が発音できない音は聞き取りもできません。
聞いて理解しようとする前に、まずは自分で発音や音読をしてみる実体験を通し、その音がどういう音になるのかを自分で理解して確認する必要があります。
とは言え、外国人である私たちが韓国語ネイティブである韓国人と全く同じ発音をすることは現実的にはほぼ不可能です。
ですが、あまりにも開きがあり過ぎると自分の認識している音と実際に聞こえてくる音が違い過ぎるため理解ができません。
自分の実力と聞き取りするもののレベルが合っていない
これは聞き取りに限った話ではないです。
第二言語習得論では外国語を効率的に習得するためには、「現状のレベルよりも僅かに高い理解可能なレベルを学習する必要がある」とされています。
つまり、まだしたことはないけどやれば何とかできそうだ、というレベル設定が正しいレベルということですね。
これは他の勉強でもスポーツでもみな同じことが言えるのではないでしょうか?
例えば、フィギュアスケートで1回転ジャンプができないのにいきなり3回転ジャンプを飛ぼうと練習をしないはずです。
以前に他の記事でも何度か触れていますが、韓国語をほとんど分からない人が韓国ドラマを見て韓国語を理解しようとするのはこの例と同じことです。
現状のレベルよりも僅かに高いどころではなく、遥かに高いレベルのことを理解しようとするのは難易度が高すぎますし学習効率も悪いです。
聞き取り力を上げる方法
ここからは聞き取りができない原因を踏まえ、聞き取り力を上げる方法を書いていきます。
単語、文法、発音の知識を得る
まずは単語、文法、発音の知識を得るために教材を使ってしっかりと勉強しましょう。
聞き取りをする場合に、これらの知識があれば当然聞き取りもしやすくなります。
そして、これらの勉強をする時に注意したいことがあります。
それは、実際に使う形で勉強するということです。
これは、このひとつ前の単語学習の記事の中でも書いた通りです。
今回の内容とも関連のあることなので、参照してください。
韓国語を始め外国語の勉強は、単語学習や文法学習、発音などいろいろな要素がありますが、これらはお互いに切り離せない関係で、個々に分かれて存在しているものではありません。
単語、文法、発音を相互に関連付けて勉強をしてみてください。
例えば、新しい単語を学ぶのであれば単語の綴りと意味を覚えて終わりではなく、発音してみる、その単語を使い、例文を参考にしたり、新しく学んだ文法を使って文を作り、それを自分で読んでみる、といった具合です。
自分で発音や音読の練習をする
既に触れた通り、自分で発音ができないものは聞き取りもできません。
そのため、必ず発音や音読練習をしてください。
韓国人と全く同じ発音になることはできないですし、発音は個々にどの程度までなれるかは開きがあります。
そのため、完璧を求めたり正確さにこだわる必要はないです。
ですが、明らかに間違っている発音だったり、通じない発音であると聞き取りもやはり難しいと思います。
また、発音の勉強では、理論や専門用語(例:濃音化)を暗記することが重要なのではなく、学んだ知識を基に発音できるようになっているのかが重要です。
発音の理論をなぜ勉強するかというと発音を正しくするためですよね。
つまり、理論を学ぶのは正しく発音するための手段であり目的ではないです。
大学などで音声学を専門的に学んで試験を受けるとか、発音を誰かに教える目的で学んでいるなら理論や専門用語をしっかり覚えて説明できるようになることも必要かも知れません。
ですが、韓国語を学んでいる多くの人はそういう目的で発音の理論を学んでいるわけではないと思います。
ですので、結果的に発音ができるようになっているかどうかが重要です。
また、韓国語の聞き取りができるようになるには、連音化や発音変化を聞き取れなければなりません。
そのため、上でも触れた通りですが、実際に使う形で勉強してください。
具体的には、単語の発音あれば単語だけの発音をまず練習するのは良いのですが、それで終わってしまうと聞き取り力は上がりません。
例えば、옷(服)という単語だけでひたすら発音練習をしても、実際はこの単語を単独で使うことはあまり多くはないです。
※分かりやすいようここではカタカナで発音表記します。
そして、옷だけを発音練習しても「オッ」でしか発音を認識しません。
ですが、実際に使うときは後ろに助詞をつけて옷이「オシ」,옷을「オスr」,옷으로「オスロ」 옷하고 「オッタゴ」のように音が変化します。
つまり、옷「オッ」だけ単独で発音練習して覚えても実際に使う形での音の変化に慣れていなければ聞き取りはおそらく難しいです。
もちろん、文法や発音規則を勉強していれば知識としては後ろに助詞が付くと連音化して音が変わるとかどういう音になるかは分かると思います。
ですが、実際に自分でいろいろなパターンを発音して認識しなければ知識として分かるだけで終わってしまいます。
これは一例ですが、韓国語では連音化や発音変化は外せないものなので、多くの例文に触れ、実際に自分で読んでみて認識することが必要になります。
自分のレベルに合った聞き取り教材を使う
自分のレベルとはかけ離れた聞き取り教材を使っても難しすぎて理解はできません。
それだとどれだけ聞いても理解はできず、ムダな時間と労力を使ってしまい学習効率が悪いです。
一番良いのは使っている教材に付いている音声教材を使うことです。
それであれば、自分が今学んでいる内容ですからレベルが簡単すぎたり難しすぎることもありません。
今はYouTubeの動画やドラマ、映画と韓国語の音に触れられるものは数多くあります。
ですが、聞き取りをできるようになることが目的で勉強するのであれば、まずはそれに適した教材を使って聞き取りを力をまず上げてください。
もちろん、ドラマや映画などを見ても6~7割程度理解ができるというレベルに勉強が進んでいる段階であれば生の韓国語に触れるという意味でも良いと思います。
ですが、初級の段階ではまずは基礎固めをするためにも手持ちの教材の音声教材を使うことをおススメします。
基礎がしっかりとできて、しっかりと学んでいる段階ごとの内容を聞き取れるようになっていけば、自分が理解したい映画やドラマも自然と理解ができるようになります。
まとめ:聞き取りの練習は後で良い
ここまで聞き取りができない原因と聞き取り力を上げる方法について書いてきました。
ひょっとすると意外だったかも知れませんが、聞き取りの練習は先にするのではなく、知識を得て発音練習をした後にすればよいです。
聞き取りができるようになりたいからと、聞き流しをしてみたり量だけひたすら聞くことはしないようにしてください。
そして、聞き取りを上げるための勉強もそれぞれの要素を分けるのではなく相互に関連付けて勉強するようにしてください。
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