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韓国語をひとりで話せるようになれる考え方や学習法をお届けします

「韓国語の単語=暗記」って思ってないですか?単語は暗記だけでは使えない!

안녕하세요!

 

韓国語など外国語習得で避けては通れないことのひとつが単語の勉強ですね。

多くの人が、単語がなかなか覚えられないなど単語の勉強の悩みを抱えているのではないかと思います。

 

ところで、単語の勉強ですが、ひょっとして「単語=暗記」って思っていないですか?

実際多くの人が、単語の暗記を毎日20個ずつする、のように目標設定したり言ったりしていると思います。

 

ですが、単語の勉強の本質は暗記ではありません。

なので、私は個人的には「単語を暗記する」という言い方はせず単語学習と言っています。

 

今回は単語学習についての注意点とポイントについて書きます。

 

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単語学習の目的は何なのか?

まず、今この記事を読んで下さっているあなたに質問です。

 

単語の勉強を何のためにしていますか?

 

この質問に対する答えが、「意味を覚えるため」とか「綴りを覚えるため」なのであれば、おそらく単語の暗記をしていると思います。

 

ですが、ちょっと考えてみてください。

単語学習は本当に意味や綴りを覚えるためにするものでしょうか?

 

言い換えると、

意味と綴りを覚えるだけで良いでしょうか?

 

もし、あなたの韓国語の勉強をしている目的が覚えることなのであれば覚えれば良いと思います。

 

例えば、学校の単語テストみたいなもので点数を取ることが目的なのであれば、意味と綴りを覚えて、それを書けば点が取れるので覚えるだけでも良いでしょう。

 

ですが、話すとか書くなど使えるようになることが目的なのであれば、意味と綴りを覚えるだけでは使えるようにはなりません。

 

会話や作文では、「この単語の意味を書きなさい」とか「この日本語を韓国語にしなさい」といった単語テストのような方法で意味や綴りを訊かれることはありません。

 

単語は、意味や綴りを知識として知っているのは大前提で、単語をどう使うかまでを理解し使えないと会話や作文はできない、また読解や聞き取りもできません。

 

つまり、単語の意味や綴りを覚えることは単語の勉強の要素のひとつなだけであって、それがすべてではないということです。

 

 

単語の浅い理解と深い理解

第二言語習得の4つのプロセスの中で「理解」の段階があります。

その理解には浅い理解と深い理解があります。

 

このふたつの違いは次の通りです。

 

浅い理解:情報の意味だけを理解
深い理解:情報の意味に加え、形式や機能も理解している

 

これを単語の勉強に当てはめて考えると次のようになります。

 

浅い理解:単語の意味と綴り(情報)を覚えた、わかる

深い理解:単語の意味と綴りを覚え、活用(形式)や文の中での働き(機能)もわかる

 

言語習得では浅い理解では不十分で、深い理解までする必要があります。

 

そのため、単語の意味と綴りだけ覚えることをひたすらやって単語数を増やしても、それは浅い理解なので活用(形式)や文の中での働き(機能)はわかっていないということです。

 

そのため、意味や綴りならわかるけどいざ使おうとなっても使えないということです。

 

 

単語と文法は切り離さずセットで勉強する

最初に書いた通り、単語学習は外国語習得では必ずしなければならないものです。

ですが、その勉強を単語だけで切り離してやるのは効率が悪いです。

 

既に触れた通りですが、学校の単語テストのように単語1個ずつの意味を答えるとか綴りを書く、といった使い方は実際はしません。

 

相手の名前を呼びかけるとか文脈上、全部言わなくても通じるなど特定の場合を除いては、必要な単語を組み合わせ、形容詞や動詞などの用言であれば言いたいことに合わせ活用させて文を作ります。

 

活用の重要性についてはこちらの記事を参照してください↓

www.yuikorean.com

 

そのため、使えるようになることを目的に勉強するのであれば、実際に使う形、つまり文の中で覚えることが効率が良いです。

 

韓国語を始め外国語の勉強は、単語学習や文法学習、発音などいろいろな要素がありますが、これらはお互いに切り離せない関係で、個々に分かれて存在しているものではありません。

 

特に単語と文法は絶対に切り離せないです。

単語がなければ文法を知っていても文を作れないし、逆に単語があっても文法を知らなければ文を作ることはできません。

 

なので、単語は単語、文法は文法という風に切り離して別々に考えて勉強するのではなくお互いに関連付けて勉強するようにしてください。

 

単語の勉強をするのであれば、まずは意味と綴りの確認をして、それが実際に文の中ではどういう風に使われているのか(活用、文法的な機能)も併せて勉強することですね。

 

そして、それを自分で実際に作文をするとか話す練習をする中で使ってみることで、実体験を通して理解し使えるようになることです。

 

一番やってはいけない単語の勉強法は、単語ひとつに対しひとつの意味を割り当てて数だけ増やす方法です。

 

確かに、人の名前や地名、物の名前といった名詞であればそれでも良いと言えば良いのですが、それ以外のものはそれだとまずいです。

 

なぜかと言うと、使われる文によってどう日本語に訳されるかは、必ずしも固定されたひとつの意味で対応できるわけではなく、その単語の持つコアの意味を残しながらも臨機応変に訳す必要があるからです。

 

韓国語の場合、初級の段階であれば単語ひとつにひとつの意味でも対応できることが多いですが、先に進むとそれでは対応できないことが段々と出てきます。

 

そのため、初めの段階からパズル式に置き換えればすべてできる、という発想は持たないようにした方が良いです。

 

 

まとめ:浅い理解ではなく深い理解をする

ここまで単語学習について書いてきました。

 

既に触れた通り、単語はその意味と綴りだけをひたすら覚えて数を増やす浅い理解では使えるようにはなりません。

 

単語と文法の勉強は切り離さず関連付けて、文の中で単語の使われ方を学び、それを基にして自分でも使えるようになってください。

 

  

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