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韓国語をひとりで話せるようになれる考え方や学習法をお届けします

韓国留学したい人にまず知って欲しい韓国留学のメリットとデメリット

안녕하세요!

 

韓国語を勉強する人が増えた日本では、韓国留学する人の数も年々増えて来ています。

私自身も韓国には5回ほど留学した経験があります。

 

韓国語の勉強を始めてみて、韓国に留学したいと思う人もいるかも知れませんね。

ところが、韓国に限らずですが留学は日本で勉強するのとはやはり違います。

 

今回は、私の留学経験も踏まえ、韓国留学のメリットとデメリットについて書きたいと思います。

 

 

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韓国留学のメリット

 まずは韓国留学するメリットを挙げます。

 

韓国語の勉強に集中できる

日本にいると、一日の中で限られた時間しか韓国語の勉強に時間を取ることはできませんよね。

ですが、留学は基本的には勉強目的になりますから、集中して勉強に取り組むことができます。

 

また、周りは言うまでもなく韓国語だけの環境になります。

韓国語を使わなければならない状況になることで、自分を追い込んで勉強することができます。

 

教科書では学べない生きた韓国語に触れられる

私たちが日本で韓国語を勉強する場合は、ほとんどの場合がテキストや動画など教材を使って勉強します。

確かにこれらの教材を使ってベーシックな韓国語を学ぶことは大事です。

ですが、どうしても教科書的な学びになってしまう欠点があります。

 

留学して韓国語を学ぶ場合、街中で見かけるちょっとした表示や目に入る物はすべて生きた韓国語です。

これらは教科書には載っていないものだったりします。

こういった生きた韓国語を学べるのは韓国留学ならではのメリットです。

 

韓国語を話す機会が常にある

日本だと意識的に韓国語を話す機会を作らない限りは韓国語を話す機会を持つことができません。

ところが、留学であれば一歩外に出ればすべて韓国語です。

つまり、常に韓国語を話す機会が転がっています。

その機会をうまく活かせば、韓国語の会話力はかなりつきます。

 

韓国人と知り合う機会が増える

今では日本にいてもSNSなどを通じ韓国人と知り合える機会が増えました。

また、日本国内でも韓国人留学生など韓国人は多くいます。

ですが、地方在住だったりするとネット上でのコミュニケーションはできても対面で知り合う機会があまりなかったりします。

 

留学であれば、周りは誰でも韓国人ですから日本にいる時よりも韓国人と知り合える機会は増えます。

例えば、語学堂ではトウミ制度と言って、留学生に対し韓国人学生をお世話役として紹介してくれる制度があります。

また、日韓交流のパーティーなどを利用すれば友達を作ることもできると思います。

 

ただ、こういった出会いは、日本にいても同じですが待ってるだけでは難しいです。

自分から積極的に知り合いを作るために行動する必要があります。

 

 

韓国留学のデメリット

次に韓国留学のデメリットについて挙げます。

 

生活費が安くない

留学となると、数日から1週間程度の短期ではない限りは住むことになります。

韓国に旅行で行くと、レートの関係で日本より若干物価が安いと思う人がいるかも知れません。

 

ですが、実際は日本に比べて大幅に安いわけでは全くありません。

感覚としては日本と同レベルと考えておく方が無難です。

 

私はワーホリで住んだり、短期留学でも住んでいました。

旅行の延長上の留学ではなく、月単位の生活となると生活費がむしろ高いと感じました。

 

そのため、長期留学をしたい場合はギリギリの予算ではなく余裕をみて資金を準備した方が良いです。

また、留学期間中は旅行感覚でお金を使わないことも大事です。

 

 

住環境があまり良くない

これは私の個人的な見方かも知れませんが、日本に比べ住環境が良くないです。

日本でも都市部では家賃は高いと思いますが、ソウルは部屋の広さや質を考えると日本より高いと個人的には感じます。

特にソウルは人がたくさん住んでいるため、部屋が狭い割に家賃が安くないです。

 

留学だと多くの人は学生寮か下宿を利用することになると思います。

安く上げようとすると部屋が狭いとか建物自体が古いとか何かしら妥協せざるを得ない部分が出てくると思います。

 

また、自分でアパートを借りるとなると一括で多額の家賃(チョンセ)を支払わなければならなかったりします。

最近は日本人向けの不動産屋だと短期でも借りられる部屋がありますが、月々の家賃が高くなったり、短期賃貸ができる物件は少なかったりします。

 

勉強が環境依存になる場合がある

これは初級レベルで留学する人が気をつけないといけないです。

「勉強が環境依存になる」とは、「韓国にいるから韓国語ができるようになる」という状態のことです。

 

もう少し詳しく説明します。

ハングルが分からない状態など韓国語がほぼ分からない状態で留学した場合、ある程度の期間勉強をしていればできるようになるとは思います。

ただ、そのできるようになった理由が「韓国で勉強したから」だと日本に戻った時に段々できなくなります。

 

これが、日本にいてある程度できる状態になってから留学した場合は少し事情が変わります。

日本にいてある程度できるようになったということは、韓国語環境でなくても出来るようになる方法をすでに知っています。

 

そういう場合は、留学が終わって日本に戻ってもそれまでの勉強をすればできるようになると思います。

 

韓国に永住するわけではないのであれば、いずれは日本に帰国することになります。

であれば、韓国語を使わない環境でも韓国語能力をキープする、伸ばす方法を探しておく必要があります。

 

 

反日運動など目につく

これは、気にならない人は気にならないかも知れません。

韓国と日本は政治的には関係が良くありません。

日韓の間でなにか問題が起きるとテレビや新聞、ネット、そして街中で反日デモをやったりと反日ムードが高まります。

 

そういったものを遮断するようにしたり、反日デモをやっている所には近づかないなどすれば特に問題はないかも知れません。

 

ですが、私個人としては韓国で生活する上で一番デメリットに感じたのが反日です。

当たり前ですが、とにかく日本が悪いという立場でものを言われますからね・・・💦

 

 

留学後の人生のリスク

これは長期留学の場合に限ります。

語学堂の1学期はだいたい3カ月だと思いますが、仕事をしている人であれば1学期であっても仕事を辞めることになります。

 

言うまでもなく、仕事を辞める選択をすることは大きな決断になります。

それまでの生活をリセットして、帰国後はまた新しい生活をやり直すことになります。

これはある意味ではリスクを負うことになります。

 

また、韓国語能力を活かして転職する、現地に残って就職を目指すなど留学をベースに仕事を探したい人もいると思います。

ですが、これは経験者として言えますが、韓国語能力だけで就職するのはかなり難しいです。

 

まず、韓国内で就職するとなると就労ビザを取得する必要があります。

何かしらの専門性や経験があって、かつ需要のある職種でなければ取得は厳しいです。

要は、韓国人ではその仕事はできないとか、人材が見つからないという場合でないと簡単にはビザをくれません。

 

日本で韓国語を活かして就職する場合でも、韓国語能力があるだけでできる仕事は競争率が高くなります。

狙うのであれば、求人ありきでそこに必要な自分の経験やスキルを身に付ける方が良いかも知れません。

 

少し厳しい話になりましたが、留学して韓国語能力が付けば就職できるという考え方は簡単にしない方が良いと思います。

仕事の需要と韓国語能力を含めた自分の経験やスキルがマッチするかです。

 

 

 

まとめ:留学のメリットとデメリットを知っておこう

これはもう日本から離れて外国に行くので仕方がないことだと思います。

留学と言うと良いイメージばかり持つ人がいるかも知れませんがそうではありません。

 

日本と韓国は文化的に似ているので、欧米に留学するよりもカルチャーショックはないと思います。

ですが、似ているからこそ気をつけないといけないことや気になることがあったりもします。

 

留学に行く前に期待を膨らまし過ぎていざ現地に行って落胆して欲しくないという思いから敢えてデメリットも挙げました。

 

ですが、留学は未だに誰でもできるわけではなく貴重な体験です。

私自身も実際にしてみて良い経験にもなり、韓国語の仕事を得るなど新しいチャンスをつかむきっかけにもなりました。

 

韓国留学のメリットとデメリットをしっかりと理解して、留学をするかどうか決めて欲しいです。