韓国語が話せない状態から話せるようになるために最も重視すべきことは?
안녕하세요.
話せるようになりたいと思い韓国語を勉強しているのに
挨拶や「맛있어요」「얼마예요?」程度のごく簡単なフレーズだけしか話せない
会話集やフレーズ集に出ているお決まりフレーズしか話せない
初級レベルは勉強済みだけどその知識を使いこなして話せない
あなたがもしこういう状態なのであれば、その原因は勉強法などの表面的なことではなくそもそもの勉強に対する考え方にある可能性が高いです。
韓国語が話せない状態から話せるようになるために最も重視すべきことは何なのか?
今回はこのテーマについて書いていきます。
ただ、会話はある程度の知識習得が終わった段階でないと難しいです。
そのため、もし今あなたがまだ初心者や初級レベルを勉強中であれば、ひとまず参考ということで読んでください。
話すために最も重視すべきことは練習「量」
初めから結論を言ってしまいますが、韓国語が話せない状態から話せるようになるために最も重視すべきことは練習「量」です。
韓国語など語学習得に限らず、いろいろなところでもよく「質」と「量」がセットで引き合いに出されることがあると思います。
それで、「量より質が大事」が正しい場合もあると思いますが、韓国語など外国語習得で話せるようになることにおいては「質より量が大事」です。
話せるようになることに限った話ではなく、作文を上達させるとか読解力をつける場合にも部分的に当てはまりますが、この記事では話すことに絞って話を進めます。
なぜ「質より量が大事」なのか?
これも結論から言いますが、「量をこなさなければ質は上がらない」からです。
多くの韓国語を話せるようになりたいと思っている人は、単に話せるようになるだけではなく、できる限りうまく話せるようになりたいと思っていると思います。
あなたは「量質転化の法則」という法則を聞いたことがあるでしょうか?
これは、「ある一定の量をこなして積み重ねることで、質に変化が現れる」ということです。
この感覚は、韓国語学習ではなくとも何かできなかったことができるようになり、その先にうまくできるようになった経験があれば分かるのではないでしょうか。
例えば私の場合、高校生の時に初めてレストランのウエイトレスのアルバイトをしました。
始めたばかりのころは、お客さんに対する接客会話や態度がたどたどしく、お客さんからツッコミを入れられたりしたこともありました。
ですが、たどたどしい接客会話や態度でも何度も同じことを繰り返しているうちに段々うまくなっていき、後から入って来たバイト生から接客がうまいねと言われるようにまでなっていました。
下手でもいいからひとまずやってみて、それを繰り返し量をこなすことで質も良くなったという一例です。
この例からも分かるように、上手くなりたいのであれば「質に変化が現れるまで量をこなす」ことが必要です。
質が変化していない段階で量をこなすことをやめてしまうと、また元に戻ってしまいます。
ところで、あなたの韓国語学習は話すことに繋がる練習「量」をしっかりこなす勉強内容ですか?
日々の勉強でどれだけ話すことに繋がる練習をこなしていますか?
覚える事をいつまでも優先して話すことに繋がる練習を後回しにしてしないですか?
まずは圧倒的な話すことに繋がる練習量をこなさなければ、話せるようになることもうまくなることもありません。
完璧主義や目標設定の高すぎは話せるようになるのを妨げる
韓国語をなかなか話せるようになっていない悩みのある人、と言うより日本人は全般的に完璧主義の傾向が強いように私は感じます。
こんなことを言うと、「いや、自分は完璧を求めてはいない」と思うかもしれません。
でも、完璧という言葉こそ使っていなくても考え方として「間違ってはいけない」とか「これで合ってる?」という考え方をするのであれば、それは完璧主義ではないでしょうか?
私達日本人の多くが完璧主義の傾向が強い原因は学校教育の影響です。
これはもう無意識に受け付けられた価値観で洗脳に近いと私は思っています。
だから、もしあなたが完璧主義の傾向があってもあなたが悪いわけではありません!
あなたもきっと以下のような経験があるのではないでしょうか?
点を取るためには間違わないようにしないといけないと思っていた
授業中にみんなの前で間違えて恥ずかしい思いをした
答えを間違えるかもと授業中に先生に当てられるのが嫌だった
模範解答と自分の答えが少し違うから〇をもらえず△で減点された
こういった経験があると完璧主義にならざるを得ないですよね・・・
ところで、韓国語なら会話であればこんなことを考えていないでしょうか?
間違わずに話さなければならない
間違えると通じない
発音がちゃんとできないと通じない
これらは単なる思い込みです。
間違っていても、発音もよほどひどくなければ通じます。
私の例を挙げれば、英語は既に30年以上、韓国語も21年になりますが、常に何ひとつ間違えずに完璧に話せているなんてことはないですよ💦
それでも何の問題もなくコミュニケーションが取れているし用事を足せています。
会話の時にうまく伝わらなくて聞き返されたりしたことは、次の課題として自分の勉強材料にするだけです。
長く英語と韓国語を話していてもこんな状態なので、勉強を始めたばかりとかまだ数年なのであれば完璧に間違えないように話すことは無理です。
初めから完璧に間違えないように話そうと考えてしまえば、量をこなす練習などできません。
いちいち韓国人と比較して、この発音は合っているのか?とかイントネーションはおかしくないのか?と細かい所を気にし始めたらキリがありません。
韓国人は韓国語のネイティブなのに対し、私達学習者は外国語として学ぶ立場ですから、そもそも全く韓国語能力のレベルは違うわけです。
そのため、韓国人と自分を比較してしまったら何もかも自分の方が圧倒的にできないに決まっているし、自信を失くすだけです。
また、完璧ではなくとも、初めから「上手にやろう」とすることは目標設定が高すぎだと私は思います。
「できない」から「できる」になる「ゼロ➡イチ」の段階は最も難易度が高いです。
ただでさえ難易度が高いのに、そこに「上手にやろう」という目標をプラスすればハードルは一気に上がり挫折する確率も一気に上がります。
発音が韓国人のようにできない
イントネーションが違う
スラスラ読めない
これらは当たり前で何も悩む必要がありません。
これらの悩みを少しずつ解消するためには、上で触れた量がまず必要なんです。
量をこなせば質もついてくるので、その質が上がることを実感できるまで量をこなすことをコツコツとやってください。
ここをしないでうまく話せるようになる方法やノウハウなんてものはありませんので探さないでください。
「たった~で、~だけで、誰でも、簡単に、ペラペラに」
みたいなものはウソですよ!
ムダなことをする必要はないですが、必要なことを省いては絶対にいけないです。
量をこなして質が上がることによって量を減らしても質が上がるように段々なってきます。
まとめ:話せるようになるには「質より量の練習」と「完璧主義をやめる」
ここまで書いて来たとおり、話せるようになるためにもっとも重視すべきは質より量の練習です。
初めからすぐにできる、うまくできることはないので、ちょっとやってできなかったりうまくできなくても落ち込んだり自信を失くさないでください。
できるようになりたい、うまくなりたいのであれば、まずは細かいことは気にせずとにかく量をこなしてください。
そして完璧を目指したり、目標設定を高くして質を上げることを考えるのではなく、まずは大体で良いのでひとまずできるようになることを目標にしてみてください。
量をこなせば質は必ず上がってきますのでその変化を感じるまで粘り強く、練習をサボらず自分のペースで継続してみてください(^_-)-☆
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