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韓国語をひとりで話せるようになれる考え方や学習法をお届けします

韓国語学習の「手段」がいつの間にか「目的」になったり、「目的」を見失っていないですか?

 

안녕하세요.

 

あなたは、韓国語の勉強をしていて次のような経験がないですか?

もしくは、今まさにこんな状況に陥ってないでしょうか?

 

勉強をちゃんとしているのに望む結果が得られていない

長く勉強しているのに期待しているほどの進歩を感じられない

惰性で勉強を続けているだけになってしまっている

 

私自身は英語習得をしていた時、まさに上のような状態でした。

 

ですが、その状態から抜け出して英語習得に成功し、英語力を活かして日本のみならずフィリピンでも就職に成功しセブに移住。

 

英語習得の経験を活かし韓国語も習得して、韓国語力も英語力にプラスして仕事を得られるようにまでなれました。

 

 

これまで、韓国語を勉強しているのになぜかうまくいかない原因と改善法について何度も挙げてきました。

 

今回もその原因のひとつについて書いていきますが、今回のテーマはこの記事のタイトル通りです。

 

韓国語学習の「手段」がいつの間にか「目的」になったり、「目的」を見失っていないですか?

 

これだけだといまいちピンとこないと思うので、実例を挙げて詳しく書いていきたいと思います。

 

なお、予め誤解がないようにお話ししておきたいことがあります。

 

今回の内容は、あなたの受け取り方によってはダメだしのように感じるかも知れません。

ですが、私としてはそのような意図があるわけではありません。

 

あなた自身の勉強について客観的に見直しをしてもらい、気づきや新しい考え方を得て改善するヒントになればよいなという意図でこの記事を書いています。

 

実例で挙げる事でもやり方が正しければ成果が出ているはずなので、それ自体が間違っているということではありません。

 

場合によっては耳が痛い話であっても、参考になることがあれば知りたい、と記事の内容を肯定的に捉えられるならば読み進めてください。

 

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「手段」と「目的」

まず、メインの話をしっかりと理解してもらうために前提から確認します。

改めて確認するまでもないようなことですが、このふたつは大事なので念のためここでまず確認します。

 

「手段」とは、何か目的を達成する為の方法ですね。

他の似たような言葉で置き換えると、方法、やり方、手立てなどがありますね。

 

「目的」は、成し遂げようとすることの最終的な到達点です。

小学生の頃には「学習のめあて」という言葉を良く使わなかったでしょうか?

言い換えると、めあて、ねらい、ターゲットなどがありますね。

 

私たちは、何かしらの手段を使い目的を達成しますね。

 

例えば、大阪から東京に行く目的を果たすために、手段としては新幹線、飛行機、高速バスなどの交通手段があると思います。

 

これが、手段と目的の関係です。

 

 

「手段」がいつの間にか「目的」になっていないか?

さて、前の項目では、ここから書いていくメインの内容の前提となる「手段」と「目的」について確認しました。

 

特別難しいことではないので、そんなことはわかっている、と思った人も多いかも知れませんね。

 

それで、この「手段」と「目的」ですが、韓国語の勉強でいつの間にか「手段」が「目的」になっていませんか?

 

ここからは例を挙げていきます。

  

きれいなノート作りが目的になっている

韓国語の勉強でノート作りとかノートにまとめることをしている人はかなり多いと思います。

 

この記事の冒頭で書いた通り、このノート作り自体が悪い、間違っているということではありません。

 

ですが、

そのノート作りやノートまとめの目的は何でしょうか?

 

そして、

それをしたことでその目的は達成されているでしょうか?

 

 

ノート作りやノートまとめは手段であって目的ではないですよね。

例えば、覚えたいと思ってノートに書いてあるのであれば、ノート作りという手段を使って覚えることが目的ですよね。

 

このノート作りでありがちなのが、ノート作りやノートまとめという「手段」がいつの間にか「目的」になってしまっていることです。

 

私は塾で中学生と高校生に英語を教えていたことがあるのですが、学生たちが学校で指導されているのかノート作りをしていました。

 

その女子学生たちのノートを見ると、何か図工とか作品作りでもしているようなノートだったんですね。

 

覚えるなど目的のために自分なりに工夫をして、ノートを作ることは悪いことではないですが、ノートを作ることが本来の目的ではないはずです。

 

なので、そこに必要以上の時間や労力をかけたり、こだわりすぎたり、完成したきれいなノートを見て満足してしまっては意味がありません。

 

ノートに書くことは、時間も労力も掛かるので、それによって目的が達成されていないと骨折り損のくたびれ儲けになってしまいます。

 

あなたがもしノート作りをしているのであれば、そのノート作りによってあなたの目的が達成されているのか一度確認をしてみてください。

 

規則を覚えることが目的になっている

韓国語の勉強では、規則を学ぶこともありますね。

例えば、文法もそうですし、発音であれば連音化や発音変化などもそうですね。

 

ですが、これらも韓国語を理解するための手段です。

文法であれば、文法を学ぶという手段を使って、自分で文を作れるようになったり、見たり聞いたりして韓国語を理解できるようになることが目的です。

 

発音であれば、大人は子供と違って聞いて真似をすることだけで学ぶことは不得意です。

そのため一旦、発音の規則を学ぶわけですが、それは発音をできるようになるための手段です。

目的はあくまでも発音ができるようになることです。

 

つまり、文法にせよ発音にせよ、その規則を暗記するとか、試験や人に聞かれて答えられるの状態止まりだと、手段が目的になってしまっているということですね。

 

いくら、文法や発音規則について詳しく知識を得たとしても、それを使えるようになっていない、できないでは目的の達成にはなっていません。

 

韓国語自体が学習の目的になっている

あなたは韓国語の勉強を、韓国語でしたいことがあって、それをできるようになりたいと思って始めたのではないでしょうか?

 

例えば、韓国旅行に行って韓国語で話したい、韓国人の友達を作りたいなどです。

 

つまり、韓国語を極めたい、韓国人のように話せるようになろうと目標設定して始めたわけではないと思います。

 

であれば、韓国語は手段であり目的ではないですよね。

韓国語を手段として使い、あなたのしたいことができるようになれば、韓国人のように話せなくてもあなたの目的は達成されるのではないでしょうか?

 

ところが、いつの間にか手段である韓国語自体があなたの学習目的になってしまっていないでしょうか?

 

もちろん、韓国語をできる限りうまくなりたいという気持ちは分かります。

ですが、自分に必要以上のことを求めすぎるとあなたの勉強は苦行のようになります。

そして、終わりが見えず、掴みどころのない勉強を一生続けることになります。

 

これは先日の記事でも挙げた通りです。

外国語として韓国語を習得する、韓国語を日常的に使わない環境で習得する場合、どんな会話にも対応できる韓国人レベル、言い換えるとネイティブと同水準になることは事実上不可能です。

www.yuikorean.com

 

上の記事の中で書いたことも、要は韓国語を目的としてではなく手段として習得しましょうということです。

 

 

努力が目的になってしまっている

あなたは韓国語をできるようになりたいと努力をして勉強しているかもしれません。

目的達成をするために努力をすることは素晴らしいことだと思います。

 

ですが、やはり努力は手段であって目的ではないんですよね。

目的達成がされていないのに、「でも努力したから」といった都合の良い考え方で片付けてしまっているならば、それは努力が目的になってしまっています。

 

どれだけ努力をしたとしても目的が達成されていないのでは、努力したあなた自身も辛いし残念ではないでしょうか?

 

努力をしたことだけで満足していないか、私自身も自分がしていることに対し見直しをしています。

 

 

 

韓国語学習の「目的」を見失っていないか?

これは、まだ私がインスタで今ブログに書いているような内容を書いていた頃、フォロワーの方から頂いたコメントを例に挙げます。

 

その方はK-POPが好きで、それがきっかけで韓国語を始めたそうです。

勉強を始めた頃は、K-POPの歌の歌詞を韓国語で理解できるようになりたい、話せるようになりたいと思ってコツコツと自分なりに勉強をしていたそうです。

 

ところが、SNSで同じように韓国語を勉強している人の投稿を見ているうちに、誰よりもうまくなりたい、負けたくないと韓国語を始めた当初とは違うことを考え始めてしまったそうです。

 

ですが、私の投稿を見て、ハッと気づいたそうです。

そして、自分が初めに設定した目的を再確認し、また初心に戻って勉強を始めるとコメントを下さいました。

 

あなたもひょっとして、この方のように勉強を始めた当初の目的を見失ってしまっていないでしょうか?

 

ここではSNSによって自分の勉強の目的を失ってしまったという例を挙げましたが、そうでなくても、勉強しているうちに段々自分の勉強の目的を忘れてしまっているということはないでしょうか?

 

長く勉強を続けている場合は特にそうなりがちです。

 

SNSに関しては、他の記事でも触れたことがあるのですが、SNSを通し他の人の勉強の様子を見ることがあなたにとって励みになるとかモチベーションキープなどプラスの効果になるのであればOKです。

 

ですが、マイナスに働くと、この方のようにあなたの勉強の目的を見失ったり、違った方向に進んでしまうことにもなります。

 

こうならないためにも、あなた自身の韓国語学習のブレない軸を作ってください。

 

 

まとめ:手段を目的にせず、目的を持って勉強しましょう

今回の手段と目的の話は、韓国語学習に限った話ではなく、私たちが社会生活を送る中で他のことにも当てはまる大事な考え方なのではないかと思います。

 

あなたは日々、韓国語の勉強を一生懸命していると思いますが、たまに立ち止まって今回の記事の内容を確認してみて欲しいです。

 

 

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