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韓国語をひとりで話せるようになれる考え方や学習法をお届けします

韓国語習得で成果を出すための「韓国語学習のABCD」

안녕하세요.

 

いきなりですが、あなたに質問です。

 

あなたの韓国語の勉強は、満足のいくもの、成長を感じられるもの、成果の出るものになっていますか?

 

あなたは何となく韓国語の勉強をしているのではなく、韓国語を学ぶ目的があると思います。

 

そして、その目的を達成しようと日々韓国語の勉強をしていると思います。

であれば、毎日の勉強を少しずつでも実りのあるものにしたいですよね。

 

ですが、実際はやっている割に成果が上がらない、思っているようにできるようにならないなど、何かしらの悩みを抱えながら勉強をしている人が多いのではないかと思います。

 

今回の記事では、韓国語習得で成果を出すための「韓国語学習のABCD」ということで、韓国語習得を成功させる上で根幹となる大事なマインドセットについて書きます。

 

実は、この記事のアイディアは、私が教育コンサルタントとしてクライアントの方にコンサルティングをした時に、その方から聞いたとても重要な話がもとになっています。

 

その話を韓国語習得に置き換えてお伝えしたいと思います。

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「韓国語学習のABCD」とは?

これは、冒頭でも触れた通り、元々は私が仕事のクライアントの方と話す中で聞いた大事な考え方を私なりに韓国語習得にアレンジしたものです。

 

クライアントの方が長年仕事をされてきた業界では、品質管理や安全管理を徹底するために「ABC」として標語になっているそうです。

 

その標語を守り実践することで、目的である品質向上や事故防止に繋がっているということです。

 

私はこの話を聞いた時に、これは語学習得にも共通する大事な考え方(マインドセット)だなと思い、私自身も実践しているか改めて振り返り、自分の勉強にも当てはめて実践しています。

 

前置きが長くなりましたが、私が韓国語習得にアレンジした、ABCに更にDを加えた韓国語習得で成果を出すための「韓国語学習のABCD」とは次の頭文字を取ったものです。

 

A 当たり前のことを

B 馬鹿にしないで(軽く見ないで)

C ちゃんと

D できるまでやる

 

です。

 

次の項目からは、ABCDが具体的にどういうことなのか書いていきます。

 

 

韓国語学習のABCD

ここからは、ABCDが韓国語習得ではどういうことなのかひとつずつ書いていきます。

 

A 当たり前のことを

韓国語を習得するために当たり前のこととしてやることです。

具体的には以下のような事です。

 

韓国語を使えるようになるためのベースとして単語や文法を学ぶ

何事もやる前にはまずベースとなる必要最低限の知識習得は必要です。

これをせずに会話をしようとしてもできないですし、ドラマなどどれだけ見ても理解することはできません。

 

 

できるようになるために練習する

毎回同じことを言いますが、学んだことをできるようになるためには必ず練習をする必要があります。

どれだけ多くのことを学んで知っても、練習をしないでできるようになることはありません。

 

 

体得するまで繰り返す

会話であれば、無意識に自分の口から韓国語が出てくるような状態になるには、何度も同じことを繰り返して練習し体得しなければなりません。

練習しているその時だけでとか数回の練習をしただけではその状態にはなりません。

 

 

勉強や練習を継続して習慣化する

韓国語に限らず技能習得するには、継続して習慣化し、やるのが当たり前の状態にします。

 

ダイエットでもそうですが、ちょっと痩せたからといってダイエットを止めてしまえばすぐにリバウンドしますよね。

 

韓国語習得もダイエットと同じです。

ちょっとできるようになったかなという程度で止めてしまえば、またできないに逆戻りします。

 

 

B 馬鹿にしないで(軽く見ないで)

私もそうですが、人間は誰でも慣れたことや簡単だと思うことを軽く見てしまいがちです。

 

ですが、もう分かるとか知っている、できると思うような一見すると簡単で基本的なことが一番大事だったりします。

 

スポーツでも、一流と言われる選手になっても、筋トレをするとか、野球であれば素振り練習をするとか、基本的な練習は欠かさず、むしろそこが一番大事と思って真剣に取り組んでいますよね。

 

基本がすべての土台であることは韓国語を始め外国語習得でも全く同じです。

 

 


C ちゃんと

ちゃんとのここでの意味は、完璧にという意味ではなく以下のようなことです。

 

目的に合った勉強や練習をする

勉強や練習は、基本的な段階では目的に関係なく共通していますが、その後は自分の目的にあったことをする必要があります。

 

例えば、話せるようになることが目的の勉強であれば、同じ単語の勉強でも試験用の単語集を使うのは目的がズレています。

 

試験で出てくる単語は、会話ではあまり必要ではないことも多いので、不必要な単語を覚えることに時間と労力をかけてしまうことになります。

 

ちなみに、個人的には単語集は使わなくて良いと思います。

 

また、韓国ドラマが好きだからドラマを見て勉強するといった、自分がやりたいことや好きなことで勉強することも基本的にはNGです。

 

自分が好きなことや楽しいことで学ぶことイコール効果的な勉強法や練習法では必ずしもありません。

 

例を挙げると、過去の記事でも詳しく書いていますが、ドラマを含め聞き取りができるようになりたい場合、まず自分が発音や音読を出来るようになって音を認識できるようになることが先です。

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自分の好きなことや楽しいことで勉強しましょう、というような情報を見たり聞いたりすることがあるかも知れませんが、それは誰にでも当てはまるわけではないので注意してください。

 

 

適正な勉強量や練習量をこなす

ちまたには一日たったの5分で話せるようになるといった耳障りの良いことを言った教材や講座がありますが、実際はそんなことでできるようになることはありません。

 

自分が設定した目的を達成するためには、適正な勉強量や練習量をこなす必要があります。

これは、個々に違うので一概に一日何時間勉強する・練習すると言うことはできません。

 

例えば、旅行会話ができればそれで十分という人と韓国の大学で勉強できるようになりたいという人では目的も目標も全く違います。

 

基本的には、自分の最終目的と実現したい期限から逆算して、一日にどのくらい勉強や練習をすれば良いのか割り出すことをすると良いです。

 

 

正しい順番で勉強や練習をする

これは料理で例えると分かりやすいですね。

料理は、どの材料をどのタイミングで入れるといった料理をちゃんと完成させるための順番があります。

 

この順番を無視してしまえば、おいしくない料理になったり、お菓子作りであれば失敗して出来上がらないこともありますよね。

 

韓国語習得で例を挙げると、自分で文を考えて書くことがうまくできない人が、日記を書くと良いと聞いてそれをやるのは順番が違います。

 

正しい順番は、まずは基本の型を覚え、それを応用し、そして簡単で短い文を自分で考えて書けるようになることです。

 

それらを順番通りにやって初めて、自分で考えた文をある程度まとまった形にする日記が書けるようになります。

 

 

集中して勉強や練習に取り組む

今は昔と比べ、集中して勉強することの妨げになるものが多いですね。

スマホ、メールやLINEの通知、家族がテレビを見ていたり、話をしていればその音や話し声で集中力を欠いてしまうということもあると思います。

 

これは改めて私が言うまでもないことですが、勉強にしろ練習にしろ集中せずに何となくやっても効果はありません。

 

私もそうですが、集中力を保つためには意識的に集中できる環境を整えることですね。

目の前から集中力を欠いてしまう原因になるものを排除する、静かで集中できる時間に勉強や練習時間を確保するなど自分なりに工夫が必要です。

 

 


D できるまでやる

「できる」は自分が求めている理想の状態や完璧ではなく、ひとまず「できない」状態がそれなりに「できる」ようになっていればOKです。

 

あなたがどんなに一生懸命に単語暗記をしたり文法知識を学んでも、それを「できる」の状態に持って行けなければ、知識習得で終わります。

 

そして、知識習得が目的の勉強は、覚えることが目的なので使うことがありません。

その結果どうなるかと言うと使わないので忘れます。

 

これは仕事で考えてみてもらうと良く分かると思います。

毎日のようにしている仕事であれば、考えなくても勝手に手が動いてできるような状態になっていると思います。

 

一方で、年に一回しかしないような仕事の場合、毎日している仕事のように無意識的にできるでしょうか?

 

そのような仕事はどうやるのか忘れてしまって、過去にやった時のメモを見るとか、マニュアルを見ないとできないということがないでしょうか?

 

このように、私たちはいくら頭で知識として理解していても、体を使って何度も同じことを繰り返し、できるようになっていなければ忘れてしまいます。

 

時間と労力、お金を掛けて学んだ韓国語を忘れずに、そして使う時に使えるようにするためには、「できる」にすることが必要です。

 

 

 

まとめ:韓国語学習のABCDを実践しましょう!

ここまで、韓国語学習のABCDについて書いて来ました。

 

私自身、英語、韓国語を習得し、今はタイ語学習をしていますが、今回の元の話であるABCの標語について聞いた時にハッと気づきを得ました。

 

一生懸命にやっているのに結果がついて来ない場合、これのどれかが欠けているなと私自身の経験からも感じます。

 

韓国語習得など語学習得は難しいことや複雑なことをやる必要はありません。

むしろすごくシンプルで単純なことを地道に継続できるかどうかです。

 

そのためにはやはり正しいマインドセットをベースに持っている必要があります。

 

是非、韓国語学習のABCDをあなたの韓国語学習のベースのマインドセットとして取り入れてください。