韓国語を勉強しているのに話せるようになっていない理由と話せるようになる方法
안녕하세요!
あなたは韓国語の勉強を始めてどのくらいになりますか?
まだ始めたばかりでハングルの勉強をしている人もいるかも知れませんね。
人によっては、2年とかひょっとすると5年やってます!という人もいるかも知れないですね。
さて、まだ韓国語の勉強を始めたばかりだったり、初級の途中を勉強しているのであれば、話せなくても不思議はありません。
ですが、問題は数年単位で習慣化して勉強している場合です。
あなたの目標が話せるようになることなのに話せるようになっていない!となると勉強法の見直しが必要ですね。
今回は、韓国語を勉強しているのに話せるようになっていない理由と話せるようになる方法について書きます。
韓国語が話せるようになっていない理由
初めに書いた通り、まだ韓国語の勉強を始めて間もない、数カ月であれば話せなくても不思議はありません。
なぜなら、話すための基礎となる単語力と文法知識が圧倒的に足りないからです。
ですが、習慣化して順調に数年勉強しているのであれば、恐らく中級レベルにはなっているはずです。
であれば、単語力と文法知識はすでにそれなりにあるはずなので、話すための基礎知識が不足しているわけではないです。
では、話せるようになっていない理由は何なのか?
ここから見て行きたいと思います。
基礎力がしっかりと身に付いていない
勉強して知っているけど、いざ自分が使うとなると使えないΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
この状態は「分かったつもり」の状態です。
「勉強した・知っている=できる」ではありません。
あなたがこれまで勉強してきたことが「分かったつもり」の状態ではないか確認してみてください。
助詞の使い分け、敬語の活用形、不規則変化活用・・・
これらを本当に自信を持って使いこなせているでしょうか?
私自身もそうですが、20年も韓国語をやっていても未だに初級で勉強した内容であれ?と思うことがあります。
そのたびにもう一度戻って確認をしています。
一度勉強したことでも、もう分かっている、できる、と思わずに見直すことが大事ですね。
話すための練習をしていない
あなたの目的が話せるようになることであれば、話すための練習をしないと話せるようにはなりません。
これについては、誤解をしている人もいるように思うので改めて少し説明します。
韓国語を含め外国語習得では、知識を得るだけではできるようにはなりません。
話すなど使えるようになる、できるようになるには練習が必要です。
韓国語や英語など外国語習得は、知識習得のような学問の側面はもちろんありますが、スポーツに近い側面もあります。
学んだ知識を活かして、できるようになるまで練習をすることをしなければならないです。
テニスで考えてみると、いくらコーチからラケットの振り方やサーブの打ち方を教えてもらったところで、自分が実際に練習してみなければできないはずです。
韓国語の会話ができるようになることもこれと何ら変わりはありません。
話すための練習不足
話すための練習を全くしていないわけではないのに、話せるようになっていない・・・
この場合は、練習不足が考えられます。
インプットとアウトプットの黄金比率は3:7と言われています。
つまり、話す練習はアウトプットですから、インプットである知識習得の2倍以上しなければならないということです。
例えば、知識習得をして余った時間にちょっとだけやる、という練習量では圧倒的に練習量が足りていません。
ある程度の知識習得をしたら練習量を増やしてください。
話すための練習の方法が適切でない
話すための練習もしている、それもそれなりに時間を掛けてやっている、でも話せるようになっていない・・・
この場合は、話すための練習の方法が適切ではないと考えられます。
例えば、
練習の手順が違っている(何となくやっている)
自分のレベルに合わないことをやっている
ひたすらフレーズを覚えることで話す練習をしている
これらが練習している割には話せるようになっていない原因だと思います。
韓国語を話せるようになるための方法
上で、韓国語を話せるようにならない理由を見て来ました。
ここからは、韓国語を話せるようになるための方法について見て行きます。
話すための練習時間をしっかりと確保する
上で書いた通りですが、話す練習であるアウトプットはインプットの2倍以上の量をこなす必要があります。
そのため、インプットで余った時間にやるとか気が向いたらやる、といった感覚では全く練習量が足りません。
方法としては、あなたが普段している勉強時間の中に話すための練習時間をしっかりと確保してください。
初級レベルを既に勉強済みで、それなりに理解ができているならば、持っている知識を使えるようになることに時間を使えば話せるようになります。
話せるようになっていないのは勉強不足ではなく練習不足だと思って下さい。
インプットにかけていた時間を大幅に練習する時間に充てれば時間は取れると思います。
確かに、新しいことを学ぶことも大事ではあります。
ですが、新しいことを会話など使う目的で学んでいるのであれば、使わないなら覚える必要もないですよね。
新しいことを取り入れる前に、まずは持っているものをしっかりとアウトプットすることをやってみてください。
話すための練習を守破離の順番でする
守破離については以前に下記の記事で詳しく触れています。
もし知らない場合はご覧頂くとここでの話が理解しやすいです。
話すための練習も、思いつきや自分のやりたい方法でやるのではなく守破離の順番を守ってしてみてください。
会話をしたいからと、したこともない、練習もしていないのにいきなりしようとするのは、スポーツで例えればいきなり公式戦に出るようなものです。
いきなり公式戦に出てまともなプレーができるわけがないですよね💦
韓国語を話すこともこれと全く同じです。
あなたが話したいと思っている元の日本語をいきなり韓国語で話そうとしても難易度が高すぎます。
そのため、守(真似る)、破(アレンジ)、離(オリジナル)の3ステップで話す練習をしてください。
私が書いた「韓国語を話すための活用練習マニュアル」では守破離の3ステップを使った、話すための練習方法について解説しています。
活用形や意味が書いてあり、それを暗記する本ではありません。
手持ちのテキストを使い、自分で活用の練習をして話せるようになるための本です。
↓下の画像をクリックすると本の詳細を確認できます
また会話は、フレーズ集やネット、SNSで出ている誰かが作ってくれたフレーズをひたすら覚えることをしてもあまり意味がありません。
フレーズ暗記をするのであれば、それを上の「破(アレンジ)」の段階で活用できるような、基本的な汎用性の高いものを覚えてください。
ある特定のシーンや用途にしか使えないものを覚えても使い回しがききません。
使い回しのきかないフレーズは使える範囲がかなり限られます。
その結果、それぞれのシーンや用途に対応するフレーズをたくさん暗記しようとするので、やる事が増えてしまうわけです。
また、フレーズ暗記で話すのには限界があります。
自分で考えた文ではないので、完全に自分が言いたいことに当てはまる文が必ずしもフレーズ集に載っているわけではありません。
そして、覚えたフレーズでする会話はあなたが考えて作り出した文ではありません。
言ってみれば、ドラマや映画のセリフを覚えて言っているみたいなものだと私は思います。
個人の選択の問題なので、それで満足しているのであればOKです。
しかしながら、本当の意味で話せるようになりたいのであれば、暗記で済まそうと考えず自分で文を作り出せるようになる方法で練習してください。
まとめ:韓国語を話せるようになるためには練習が必要
韓国語を話せるようになるためには、習得した知識を活かして話せるようになるための練習が必要です。
話せるか話せないかを分けるのは、必ずしも知識量ではありません。
ある程度の知識があれば、練習をきちんとすることで話せるようになります!