韓国語がいつまで経っても話せるようにならないから抜け出すためには?
안녕하세요.
今この記事を読んで下さっているあなたは韓国語の勉強を始めてどのくらいになりますか?
人によってはまだ始めたばかりかも知れないし、ひょっとするともう2~3年、さらに5年以上になるのかも知れません。
ところで、あなたが韓国語の勉強を始めた時に、はっきりとはしていなくても、~までには話せるようになりたい!みたいなことを思わなかったでしょうか?
そして、あなたが想像したその状態に今のあなたはなれていますか?
なれている!というあなたはそのまま勉強を続けても大丈夫です。
ですが、なれていない、言い換えるといつまで経っても話せるようになっていないと感じるのであれば、今のままではまずいですね・・・
今のあなたの話せるようになっていない状態が未来にスライドして現れるだけです。
今回は、韓国語がいつまで経っても話せるようにならないから抜け出すためにはどうすれば良いのかについて書きます。
キーワードは「捨てる」
話せるようになかなかならない状態から話せるようになるためのキーワードは捨てるです。
次からは具体的に捨てることを挙げて行きます。
成果が出なかったやり方や考え方を捨てる
今まで一生懸命に勉強してきたのに、話せるようになるという成果がなかなか出ていない状態であれば、思い切ってその成果が出なかったやり方や考え方を捨ててください。
韓国語の勉強に限らずですが、私たちは今まで自分が信じてきたこと、やり慣れていること、環境などを変えたくない、現状維持したがる傾向があります。
これは現状維持バイアスと呼ばれるものです。
現状維持バイアスとは「知らないことや経験したことがないことを受け入れたくない」という心理的傾向のことです。 たとえ有益なことであっても、未経験のことは「安定した状態がなくなる」とマイナス思考になります。 また、失敗を恐れて現状にとどまりたい人間の心理です。
引用元:Humap
でも、ちょっと考えてみて下さい。
数年もしくはそれよりも長くやっても成果が出なかったやり方や考え方を続けてこの先成果が出るでしょうか?
客観的に見ると、すでに長い時間やってきても成果が出なかったのであれば、残念ながらそのやり方や考え方はこの先続けても成果が出ないと考える方が妥当ではないでしょうか?
今とは違う結果を求めるのであれば、今とは違う考えを基にして違うことをする必要があります。
現状維持をして結果だけ変わることはありません。
今まであなたが良いと思って信じてやってきたけど、結果に結びついていない勉強はないでしょうか?
きっと何かしらあると思うので、それを止めてあなたの目指す成果に合った考え方とやり方を学び実践してください。
話すために必要ないことは捨てる
これは過去にも何度か記事に書いていますので、ずっと読んで下さっている方には耳にタコができるかも知れません。
韓国語とひと口に言っても、全部学ぼうと思ったら一生かけても終わることがないほど学ぶことは膨大にあります。
それらを学ぶことは時間や労力を考えても現実的に無理ですし、その必要もありません。
例えば、料理人と言っても、日本料理、フレンチ、イタリアン、中華などいろいろなジャンルがありますね。
ですが、どのジャンルでも一流になることはできないですし、日本料理の料理人になりたいのであれば日本料理に集中すれば良いわけです。
話を戻しますが、あなたが話せるようになりたいと思っていて、それが最優先なのであれば話すことに関係ない勉強は思い切って全部切り捨ててください。
あなたはエッセンシャル思考という考え方を聞いたことがあるでしょうか?
簡単に言うと、本当に重要な事を見極めて、それを実行していくことで確実に成果を出すという考え方です。
以下の表はビジネス向けの表現で説明されていますが、これを韓国語学習に置き換えて考えてみてください。
私自身、英語と韓国語を勉強をしていた当時は無意識でしていたので認識がなかったのですが、この本を読んでエッセンシャル思考を基に勉強していたことに気付きました。
話すことに数多くの単語や難しい文法は要りません。
数や量を増やすから話せるのではなく、それを使えるかどうかなんです。
初級の単語と文法だけでひとまずOK、十分に話すことはできます。
必要なことは、知っていることを使いこなせるようになるスキルを学び練習し体得することです。
正確さを捨てる
これは会話をできるようになるための重要な考え方のひとつです。
誤解があるといけないので言いますが、「正確さを捨てる=デタラメ、いい加減」ではありません。
つまり、適当に知っている単語だけ並べて話すとか文法が全く違っていて相手が理解できないような会話のことではありません。
ではどういう意味かと言うと、テストの回答のように答えを当てに行くような発想を捨てるということです。
つまり、「~はこう言う」「韓国人はこう言う」「韓国人っぽい表現」といったことを気にして話そうとしないことです。
そうではなく、「自分が知っている単語や文法を使ってどう伝えるか?」を考えて話すことです。
そうやって考えて話してみて、多少違うとかニュアンスが少し変わる、でも伝えたい本質は伝わって相手が理解し会話が成立しているのであれば、会話はそれでOKなんです。
テストなら、出題者の意図に合った答えを書かないと間違いにされたり減点がされるような文でも、会話では通じているかどうかが最優先なのでそれで良いんです。
この発想を持たないと、いつまで経っても自分の作った文や話していることに対し「これで合っているのかな?」とか「間違ってないのかな?」と不安になってしまい自信がつきません。
自信がつかなければ話すことを積極的にすることができないので、なかなか自分から話そうとすることができず、結果的に会話力がつきません。
話せるようにならない負のスパイラルです。
間違いを直したり、表現を磨くことは後からすれば良いことで、初めからきちんとした会話をできるようになろうとする必要はありません。
粗削りでもひとまず形になっていればそれで十分です。
まとめ:不要なものは「捨てる」&成果を出した人に訊く
ここまで韓国語がいつまで経っても話せるようにならないから抜け出すために必要なことは「捨てる」ことであると書いてきました。
現状、思い通りの成果が出ていないのであれば、上で挙げた3つのことを見直してみてください。
ひとりで試行錯誤することは大事です。
ですが、やってもなかなか成果が出ないのであれば、それをいつまでも続けても結果には結びつきません。
自力で頑張っても成果が出ないのであれば、すでに成果を出している分かる人に訊く方が早いです。
訊くべき相手は、あなたと同じようにまだ勉強している人やテキストの学習内容を教えてくれる先生ではなく
あなたの問題や悩みの本質が分かり
そこから原因を明確にしてくれ
原因からの解決策を提示してくれる
あなたと同じように悩んでいた状態からあなたの目指すところですでに成果を出している人です。
私は教育関係のコンサルタントとして日々クライアントの問題解決をしています。
具体的には、学ぶ人が知識習得ではなく目指す結果を出せるオンライン教育プログラムの構築や教材作成のコンサルティングをあらゆるジャンルを対象に年間約150人の方にしています。
英語と韓国語を習得、講師として両言語を教えた経験、第二言語習得理論、延世大学で学んだ韓国語教育の専門知識を活かし、そしてコンサルタントとして韓国語学習に関するご相談にものっています。
もし、数年勉強をしているのに話せるようにならず、どうすれば話せるようになるのか分からず悩んでいるのであればご相談ください。
インスタのDMでお問い合わせ頂ければ詳しい内容をご案内します。
韓国語習得の成功に必須の正しい目標設定とは?
안녕하세요?
いきなりですが、韓国語の勉強を日々しているあなたに質問です。
あなたは韓国語の勉強をなぜしていますか?
韓国語を習得して何をしたい、できるようになりたいですか?
韓国語の勉強をして今日、今週、1か月後、1年後どうなっているか決めていますか?
この質問に対しあなたは即答かつ明確に答えられるでしょうか。
上記の質問は目標設定ということですが、韓国語習得に限らず何事においても目標設定をすることがとても重要です。
今回は、韓国語習得の成功に必須の正しい目標設定について書いていきます。
なぜ目標設定が必要なのか?
まずは、なぜ韓国語習得の成功のために目標設定が必要なのか、その理由を挙げてみます。
韓国語学習のゴールを把握するため
韓国語を勉強しているあなたは、韓国語学習を何のきっかけもなく何も考えずに始めたということは多分ないはずです。
K-POPやドラマが好きとか韓国旅行で会話がしたい、試験にチャレンジしたいなど何かしらきっかけや目的があったはずです。
韓国語習得をしたい理由はそれぞれ違うと思います。
韓国語習得したい理由は個々に違っても、自分が韓国語を始めようと思った時になりたいと想像した理想の状態や目指したいと思ったところがあなたのゴールです。
ゴールをしっかりと決めることで自分が最終的に辿り着く地点が明確になるため、そこに向かって具体的な行動がしやすくなります。
ゴール到達に必要なことを把握するため
目標設定ができると、ゴールに到達するために必要なことも分かってきます。
韓国語を含め外国語習得は、やり始めるとキリがなく終わりがありません。
そのため、日本にいて限られた時間と労力の中で韓国語習得をするためには、自分にとって必要なことに絞り込んで集中して取り組む必要があります。
目標設定をして自分のゴールを明確化することにより、自分にとって必要、優先的にすべきこと、優先度が低いもの、場合によりする必要がないことをふるいにかけることができます。
ゴールに到達するための方法を把握するため
ゴール到達に必要なことを把握するとそれに伴いゴールに到達するための方法も見えてきます。
初心者や初級の場合、ある程度の基礎ができるまでは、個々に目標が違ってもやることは同じです。
スポーツで例えるならば、競技は野球、サッカーなど個々に違っても、それぞれの競技に取り組む前に体力作りとしてランニングや筋トレを誰でもやることと同じです。
基礎体力や個々の競技をするための土台ができた後は、それぞれの競技で結果を出すための練習メニューをこなしていますね。
韓国語もこれと同じで、まずは何をするにしても必要な基本的な事をしっかりと学び身に付けます。
その後は、試験で合格したい人は試験対策の勉強、会話ができるようになりたい人は会話の練習をするということです。
このようにゴールに到達するために必要なことが把握できれば、そのために必要なことからどうやるかの方法も見えてきます。
モチベーションのキープがしやすくなるため
外国語習得はちょっとやってすぐにできるようになるものではないことは、既に韓国語を勉強しているあなたも実体験から理解していると思います。
外国語習得は、長期的に取り組む必要があるスキルの習得です。
個々に目標達成までにかかる時間には、勉強に掛けられる時間や勉強のやり方、目標とするレベルなどの条件により個人差があります。
とは言え、それなりに使えるレベルの習得をしたいと思えば、日本にいて限られた時間で学ぶ場合は、最低でも2~3年は掛かると思っておけば間違いないです。
このように継続が習得の大前提となる韓国語学習で、モチベーションをキープするためには目標はあった方が良いです。
その理由は、段階的に目標を設定することで最終的に辿り着きたいゴールまでの道しるべができるからです。
正しい目標設定とは?
韓国語習得に成功するための正しい目標設定はどのようにすれば良いのか?について書いていきます。
目標設定の重要性は、韓国語学習などの語学習得限った話ではなく、スポーツやビジネスなど多くの分野でも同じです。
ですが、いくら目標設定をしたとしてもそれが正しい目標設定でなければ目標達成はできません。
目標設定のポイントとしては大きく分けると以下の2つです。
長期と短期の目標設定をする
明確な目標を設定する(SMART)
長期と短期の目標設定をする
目標設定は長期と短期の目標設定をします。
長期は年単位の比較的長い期間での目標設定で、一般的には、10年後、5年後、3年後、1年後です。
ですが、韓国語習得においては先に触れた通りそれなりのレベルになるには2~3年をみるのが妥当なので、長期の目標設定としてはひとまず3年、2年、1年と年毎に設定すれば良いでしょう。
短期の目標は、数カ月単位から今日の比較的短い期間での目標です。
6カ月後、3カ月後、1カ月後、今週、今日の目標です。
明確な目標を設定する(SMART)
効果的な目標設定の方法としてSMARTというものがあります。
SMARTとは次に挙げる効果的な目標設定をするために必要なチェック項目の頭文字をとったものです。
Specific(具体的である)
Measurable(測定可能な)
Achievable(達成可能な)
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Time-bound(時間の制約がある)
Specific(具体的である)
目標はSpecific(具体的である)必要があります。
目標を設定をしても、それが曖昧であるとゴール地点が見えません。
よくある曖昧な目標設定の例として「韓国語を話せるようになる」というものがあります。
これだと「韓国語を話せるようになる」とは具体的にどういう状態を話せるようになっていると解釈するのかが分からないため曖昧です。
実際に「韓国語を話せる」状態がどういう状態のことなのかは個人差があり、人によって想像している状態が全く違います。
これを、「韓国旅行に行って、料理の注文やお店で店員さんに商品について質問できるるようになっている」のようにすれば具体的な目標になります。
Measurable(測定可能な)
次に、目標はMeasurable(測定可能な)である必要があります。
例えば、「TOPIKで3級に合格する」といった目標は数値化しやすいので設定がすぐにできます。
一方で、数値化が簡単にできないものである場合でも、できるだけ数値化するように設定します。
例えば、会話力の目標設定であれば、「韓国人との韓国語でのやりとりが、3往復考えることなくスムーズにできるようになる」といった具合です。
他の例としては、「1分間で自分が話せる韓国語で自分のことについて話せるようになる」といった目標設定も測定可能な目標設定です。
Achievable(達成可能な)
目標はAchievable(達成可能な)ものである必要があります。
例を挙げると、これから韓国語学習を始める人が「1カ月でドラマを字幕なしで完璧に理解できるようになる」といった目標は現実的に考えて達成は不可能です。
目標達成をするには、行動しなければなりません。
そのため、現実的に自分ができないような目標を設定してしまうと、目の前の課題をクリアできないため目標達成もできません。
また、達成ができないような目標ではモチベーションが続きません。
逆に簡単過ぎる目標だと成長できません。
そのため、正しい目標設定は現状より少し難しい、だけどやれば何とかできそうな目標です。
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自分の立てた目標が、自分が叶えたい夢、人によっては仕事やキャリア、自分の人生の目標と関連しているかということも大事です。
関連性が高ければ高いだけ韓国語学習のやる気も出て来ます。
これがまったくないと韓国語を勉強すること自体が目的になってしまいます。
その結果、学習がうまく進まないとか分からないことがあると、途端に嫌になってしまったり勉強のモチベーションが続きません。
自分が設定した目標を達成したら、どんなことができるようになるのか、どんな気分になるのか、どんな風にプラスになるのかを想像してみることも大事です。
Time-bound(時間の制約がある)
目標を立てる上で非常に大事なのが「いつまでに」と期間を決めることです。
例えば、1年後までにTOPIKの4級に合格すると少し先の目標を決めたとします。
目標達成の期日を決めることで、そこから逆算して目標を達成するためにいつ受験申し込みをし、どの教材を使い、勉強をどこまで終わらせるのか、そのために一日どのくらい勉強しなければならないのかといった目標達成までの具体的な計画を決めることができます。
達成までの期限がない目標はただの願望になってしまい目標達成が難しいです。
期日の設定がなく理想を想像しているだけの状態は「合格できたらいいな~」という願望で終わってしまいます。
まとめ:韓国語習得に成功するために正しい目標設定をする
ここまで、韓国語習得に成功するために目標設定が必要な理由と正しい目標設定の方法について説明しました。
目標がなく何となくする勉強は、行き先を決めずに行き当たりばったりで行く旅行と同じです。
先に自分が行きたい目的地を設定することでそこに辿り着くためにすべきことややり方も見えます。
そして、それにより必要ないことも分かり、余計な勉強や方向性の違う勉強をせずに済みます。
あなたには韓国語学習の目標がありますか?
正しい目標設定ができていますか?
目標がない場合は今すぐ正しい目標設定をしましょう。
既に目標を設定できている人は、正しい目標設定がされているか今一度見直してみてください。
初級韓国語を理解している人が最短で話せるようになるためにやるべきこと&やらなくていいこと
안녕하세요.
韓国語の勉強をしている人の目的や目標は個々に違うと思いますが、話せるようになりたいと思う人が多いのではないでしょうか。
少なくとも話せなくて良いと思っている人はほとんどいないと思います。
多くの人ができるようになりたいと思う会話ですが、多くの人ができるようになっていないということが残念ながら現実です。
今回の記事では、既に初級韓国語を理解している人が最短で話せるようになるためにやるべきこととやらなくていいことについて書いていきます。
ちなみに初級の捉え方ですが、できる韓国語や大学の語学堂で使うようなしっかりした内容の教材で初級2が学習済のレベルと考えて下さい。
初級レベルの教材は多く出ていますが、「2週間で」「まずはこれだけ」のようなとりあえず使うものだけ載っていて、フレーズを覚えて話せるといったような内容の薄い教材で学んだ初級ではないので注意してください。
ポイントとしては、活用を自分でできるようになれる教材で学んだかどうかです。
この前提条件の元、最短で話せるようになりたい人がやるべきこととやらなくてよいことについて書くので、それを理解した上で記事を読んでください。
やるべきこと
まずは、冒頭で触れた前提条件の元、やるべきことを挙げていきます。
やっても結果が出なかった考え方ややり方を手放す
最初からまず重要なことをお伝えしますが、これまでやっても結果が出なかった考え方ややり方を手放すことです。
これが最もすべき重要なことです。
人間誰でも自分が信じてきたこと、やってきたこと、そしてそれを一生懸命に時間や手間を掛けてあればやった程そこに執着します。
それが正しいのか正しくないのか、結果が出ているのか出ていないのかに目を向けることがなくなってしまいます。
ですが、客観的に冷静に考えてみると、やったけど結果が出なかったことをやり続けてもその先に結果はついて来ないことは分かると思います。
勉強のスタイル(行動)が変わらないということは、それによって得られる結果も変わらないので、これまでの勉強で話せるようにならなかったのであれば今後も同じ結果になるということです。
そのやってきたことは必ずしも間違っているとは限りません。
目的が変われば合っているということもあります。
ですが、結果が出ていないということは、あなたが目指している、求めている目的には合っていないということです。
ここを素直に客観的に受けとめて、結果を出すために必要な今までとは違う考え方やそれに基づくやり方を学び、それを実践し継続できるかどうかです。
話せるようになるためにやるべきことにフォーカスする
最短で話せるようになるには、話せるようなる目的を達成するために必要なことにフォーカスしてあれこれやらないことが超重要です。
言うまでもないですが、ひとつのことに集中するのとやる事がたくさんあってどれもしなければならないのではひとつに掛けられる時間や労力が全く違います。
無駄にやることを増やして労力や時間を分散させないことが大事です。
初級韓国語でも話せるというマインドセットを持つ
まず、今この記事を読んでくれているあなたは、韓国語を話せるようになるためには単語をたくさん知っていないと話せないとか文法も難しいものをたくさん覚えれば話せるようになると思っていないですか?
だからこそ、単語集を使って毎日〇個ずつ単語を覚えるとか初級の勉強が終わった後に中級の勉強に特に考えることもなく進んでいるのではないでしょうか。
韓国語のみならず英語でもなかなか話せるようにならないと悩む人が
「単語力がないから話せないんだよね」
ということを言っているのを私はこれまで何度も耳にしています。
実際はどうかと言うと、そんなに多くの単語は必要なく初級単語でも話せます。
実際、私は英語で9,000語レベルで単語を覚えたと思いますが、実際に使う単語はその中のごくごく一部しか会話では使っていません。
韓国語にしても同じです。
私は単語集を使って単語の勉強をしたことはありません。
テキストに載っている単語のみです。
それでも韓国人との会話、また仕事で韓国語の通訳や翻訳をしていたこともありますが、何の支障もなく仕事をしていました。
なので、もしあなたが、韓国語は単語をたくさん知っていないと話せない、文法も難しいものをどんどん覚えないと話せないと思っているのであれば、まずその考え方を変えて下さい。
この考え方が変わらない限り、単語をとにかく覚える、文法も次々と学ぶという知識偏重の勉強のスタイルは変わりません。
勉強してわかるけどしていない&まだできないことをやる
まず、あなたは以下の質問に対し自信を持って、はい!と答えられますか?
学んだ初級の単語や文法を完全に理解し使いこなせていますか?
この質問ですが、私自身も自信を持って、はい!と答えられません。
韓国語を始めて23年経ちますが、未だに完全に理解も使いこなせてもいないです。
勉強と言うと、新しいことを次々と学ぶ、知識を増やすことにフォーカスをしがちです。
ですが、これは会話に限った話ではないですが、学んだことを定着させ、会話など実践で使えるようになるには、勉強してわかるけどしていない&まだできないことにフォーカスして取り組まなければならないです。
具体的に何をどうするのか?ですが、単語の意味も文法も知識としてはわかるけど話せないのであれば、
・テキストの例文をスラスラ読めるまで繰り返し読む
・聞き取った韓国語を自分で言うことができるようにする(パダスギ不要)
・日本語を見ればすぐにそれに対応する韓国語が口からスラスラ出て来る状態にする
・例文で学んだ基本の型をアレンジして自分が使う文を作る
・自分で場面設定して会話文を作り、ひとり会話ができるようにする
・実践の機会を作り実際に使って経験を積む
・「練習→実践→気づきを得る・見直す」のサイクルを繰り返す
これらのことをやればOKです。
そしてこれらのことをこれまで学んできたことで全部やろうと思えばそれなりの時間と手間、根気よく続けることが必要になります。
そのため、新しいことを学ぶ余裕も時間もないです。
新しいことを学んで知識を増やすことは後回しで良いです。
今自分が持っているもので活かせていないものを活かして話せるようになることが最短で話せるようになるためにやるべきことです。
また、初級をある程度使いこなせるようにならなければ、いくらその先の中級や上級の知識習得をしたところで、それらを使いこなすことはできません。
なぜかと言うと、語学習得は積み重ねだからです。
やらなくてよいこと
次に、冒頭の前提条件の元やらなくてよいことを挙げます。
単語学習や文法学習で新しい知識を得ること
これは、今後一切しなくて良いということではなく、初級の知識習得が終わった段階で一旦その知識だけあれば話せるので新しい知識習得は一旦しなくて良いということです。
私達が韓国語を学ぶ目的は知識を増やすことではありません。
確かに、話すためには単語力や文法知識が必要です。
ですが、既に書いた通りどれだけ知識を増やしても、まずは初級レベルの単語や文法を使いこなし話せるようにならなければ、中級以降の知識を得てもそれらの知識を活かすことはできません。
そのため、まずは初級レベルでしっかりと話せるようになることが、その先の知識を活かすためにも優先してすべきことです。
上手く話そうとする
誰しも韓国語をうまく話せるようになりたいと思いますよね。
ですが、韓国語が話せない、まだあまり話せない段階では上手く話そうとしなくて良いです。
なぜかと言うと、できない状態から上手くやろうとすることはハードルが高すぎるからです。
会話に限らずですが、何かしらスキルを身に付ける過程では、全くできない→ひとまずできるようになる→少しずつ上手くなる→だいぶ上手くなる、のような感じで段階があります。
初めから上手くやろうとすることは、「全くできない」から一気に「だいぶ上手くなる」になろうとするようなものです。
高すぎるハードル設定は、やってもできないので挫折する原因にもなります。
漢字語を覚える
韓国語は漢字語が多いから日本人には覚えやすい、だから漢字語を増やせば単語数を増やせるという話はあなたも聞いたことがあるのではないでしょうか。
ですが既に書いた通り、会話は単語数が多いからできるのではなく、持っている単語力を使い文法知識を活かして活用できるようになり、それを即座に口から出せる状態になることによってできるようになります。
漢字語が覚えやすいからと言って良く使うわけではありません。
漢字語が覚えやすいから覚えるのではなく、固有語でも漢字語でも覚えるべきものはよく使う単語です。
そのため、単語数を増やす目的で漢字語を取り立てて覚えることはやらなくて良いです。
日本人はたまたま漢字が分かるため、固有語と漢字語を分けていますが、漢字が分からない国の人はそもそもこういう分け方はせずに使う物から覚えています。
私自身も経験上分ける必要はないと考えています。
ことわざ、四字熟語を覚える
これは日本語であなたが普段話していることを考えてみてください。
あなたはどれだけことわざや四字熟語を使って会話をしていますか?
もしあなたが、ことわざや四字熟語を良く使って会話をしているのであれば覚えて下さい。
ですが、そうでないのであれば覚えなくて良いです。
日本語でも使わないような言葉や表現は外国語である韓国語でも使いません。
会話自体がまだできないとかうまくできない段階で最初に目指すことは、ことわざや四字熟語を使ったこなれた表現ができるようになることではありません。
多少の不自然さがあったり直接的な言い回しでも、自分の伝えたいことを相手にしっかりと伝え、相手がそれをきちんと理解できてコミュニケーションが成立することです。
試験を受けるのであればこういう知識は必要かもしれませんが、初級レベルを使ってする会話では必要ありません。
こなれた韓国語を話そうとする
これは、先の項目と少し内容的に被りますが、私たちが何気なく日本語で話しているネイティブレベルの日本語をベースにした韓国語を話そうとしないという事です。
また、よくある韓国人が良く使う表現とか流行りの言葉や言い回しといったものも必要ありません。
これらがこなれた韓国語ということです。
外国語として韓国語を学ぶ私たちがまず最初の段階で身に付ける、できるようになるべきものは基本です。
基本あっての応用(こなれた表現)です。
まとめ:話せるようになるために必要なことだけに集中する
ここまで初級韓国語を理解している人が最短で話せるようになるためにやるべきこと&やらなくていいことについて書いてきました。
会話ができるようになるためには、いろいろなことを覚えるのではなく、必要なことにだけに集中し、知っているとか分かるけどできないことをできるようにするだけです。
やるべきことが多いわけではなくとてもシンプルです。
やる必要がないことに時間や労力を掛けるのではなく、本当に必要なことだけに時間や労力を集中的に投下してやれば会話はできるようになります。
英語と韓国語の習得に成功した私の外国語習得の思考術③
안녀하세요.
ここまで、英語と韓国語の習得に成功した私の外国語習得の思考術①と②で、私が英語を勉強してもできるようにならならずどん底の状態からどうやってV字回復したかを書きました。
①では覚えようとしない、②では頑張らなくても韓国語習得はできる、ということをお伝えしました。
これらの考え方は、多くの学習者の方の考え方とは正反対、まったく違うものだったかも知れません。
今回も引き続き、英語と韓国語の習得に成功した私の外国語習得の思考術③として私が日頃どんな考え方で勉強をしているのかについて書いていきます。
できない前提で何事もやる
初めから結論を先に書きますが、韓国語の勉強をする上で、まずできない前提で何事もやるという考え方でやっています。
これだと意味が良く分からないかも知れないのでここからもう少し詳しく説明しますね。
これは、別の言葉で言うと自分がこれからやることに対する成果や結果に対し期待値を上げ過ぎない、むしろ思いっきり下げるということです。
自分はやってもできるようにならないと考えるという意味では全くないので誤解しないようにしてくださいね。
これは、過去の記事でも何度か似たようなことを書いています。
要は勉強してもすぐに成果が出るわけではないので、ちょっとやってできると思わない、できるようになる前提で勉強しないようにするということです。
私の例を挙げます。
単語はすぐに覚えられないと思っているので、今しているタイ語では使っている教材の1課あたりの単語数が多いというのもありますが、1週間~10日は単語だけをずっと勉強しています。
この間はひたすら発音練習、書く練習を毎日繰り返すだけです。
その後、文法など他の勉強を始めても単語学習は量を分けて毎日継続的に勉強しています。
大きな成果を実感できるまでコツコツやる
語学習得を始めスキルの習得は、大きな成果を実感できるまでにはどうしても時間がかかります。
日々の変化は微々たるもので、それこそ塵程度にもならないような変化です。
ですが、そんな程度の変化でもある程度の時間が過ぎれば、考え方ややり方が正しければ必ず大きな成果として現れて来ます。
下記の成長曲線のグラフの通りですが、何かを始めて大きな結果が出る迄には時間的なギャップがあります。
私達は何かをやると右肩上がりに一直線にやっていることに対し成果を期待してしまいますが、実際はそんなことはありません。
引用元:
努力しているけど「すぐ結果が出ず」挫折しそうな人必見【結論:成長曲線】 | ノラホシクリエイティブ
このやってもなかなか成果として出てこない期間をいかに諦めずに継続して、大きな結果が現れるブレークポイントまで粘り強く淡々とやることをできるかどうかです。
このなかなか成果として出てこない期間を淡々と諦めずにやるために必要なことは、自分のやっていることが成果に繋がるという自信や確信があることだと私は思います。
ここで、
この勉強でできるようになるのかな?
他にもっと早くできるようになる方法がないかな?
努力しているのになんでできるようにならないんだろう?
こういった自分がやっていることに対して自信や確信がない、言い換えると成功するマインドセットを基にしたやり方をしっかり持っていないと、勉強をする上でメンタルが安定しない、学習の軸がブレるので挫折しやすくなります。
こういった迷いや分からないことがある場合は、わかる人に訊いてクリアにして勉強すると良いです。
あとは、ちょっとした変化でも成長を感じられるかどうかです。
「まだ~しかできない」、「まだ~しか覚えていない」のようなできない部分にフォーカスした思考をすると成長を感じられず、続けることがしんどく感じるようになるので挫折する方向に行きます。
まとめ:すぐに結果が出ないと心得てコツコツ続ける
自分のやっていることが直ぐに結果に結びつけば良いですが現実はなかなかそうはいきません。
それは、韓国語に限らず英語でも、ダイエットでもスポーツでもみな同じです。
いかにして、このやっても結果が表れない時期を乗り越えてブレークポイントまで辿り着けるかが韓国語を習得できるかできないか、話せるようになれるかなれないかの分かれ目になります。
私達はできるようになっている人の結果の部分しか知ることができませんが、そこに行きつく迄には周りには見えない量の勉強や練習を必ずしています。
自分がやっていることに対して大きな成果を期待せず、ただ目の前のことをコツコツと成果が出る迄続けられるか?それだけです。
私が単語の意味や文法の説明記事をほぼ書かないワケ
안녕하세요.
韓国語の勉強をしているあなたは多分、テキストをメインの教材として使って勉強していると思います。
その他にも、YouTubeやブログ、SNSなどでも学習に関する情報を得ているかも知れませんね。
あなたは、それらの各種コンテンツで何かを調べたり情報を得る場合、どんな情報を探しますか?
何を調べるかはその時々や人によって違うと思います。
ですが、単語の意味や文法の説明などの学習内容についての情報を探すことが多いのではないかと想像します。
ところで、私もこのブログを通し韓国語の勉強をしているあなたに韓国語習得に関する情報をお届けしています。
継続的に見て下さっているあなたはお気づきかも知れませんが、私のブログでは単語の意味や文法の説明といった記事はほとんどありません。
上記で書いた通り、単語の意味や文法の説明を探す人が多いと思っているのに敢えて書きません。
多くのブログやYouTube、SNSなどで、単語の意味や文法の説明をしている中で私がなぜそのような記事を書かないのか?
今回はその理由について書きます。
単語や文法はテキストに載っているから
まず最初の理由ですが、単語の意味や文法の説明はあなたが持っているテキストに載っているからです。
手持ちのテキストや教材に出ているので、わざわざ私のブログ記事で同じことを書く必要がないと思っているからですね。
보다であればテキストでも私が記事で書いても「見る」の意味であることには変わりはありませんよね💦
なので、私の記事を見てテキストに書いてあることと同じ内容を確認してもらう必要もないと思うんですね。
他のブログやYouTubeで多く出ているから
ふたつめの理由ですが、単語の意味や文法の説明など学習内容に関するコンテンツは他のブログやYouTubeで多く出ているからです。
これも最初の理由と同じような理由ですが、他に多くの同じような情報が出ているので私が敢えてまたお伝えする必要がないと思っています。
伝え方や説明は多少違うかもしれませんが、結局のところ単語の意味や文法の説明であることに変わりがないので、他の情報と私の情報でこれといった違いは出ないと思っています。
韓国語習得(特に会話)に成功する為の本質を伝えたいから
これが私がこのブログを書く一番の目的です。
韓国語習得するためには、単語や文法などの知識習得が必要なのは言うまでもありません。
韓国語に限らず大人になってから何かしらの外国語を習得しようと思ったら、単語と文法の学習が習得のための二大要素になります。
ですが、それらの知識だけで韓国語などの外国語習得ができるわけではありません。
それらの知識習得や会話ができるようになるための勉強や練習を成功させるためには、もっと本質的なことを理解していなければならないです。
外国語習得の本質を理解していないと、目先の何(をすれば良いのか?/を使って勉強すれば良いのか?)だけに目が行ってしまいうまくいきません。
そしてそれらの「何」に関する情報は今では数多く出ているため、本質を理解していないと多くの情報に惑わされます。
何よりも重要、一番最初に知るべきことは、
韓国語習得はどういう姿勢や考え方ですれば成功するのか?
どうすれば自分の目的に合った韓国語習得ができるのか?
です。
ここがまず理解できていないと、何(をすれば良いのか?/を使って勉強すれば良いのか?)も生きてこないです。
ところが、こういった情報は一番重要なことなのにもかかわらず、単語や文法などの学習内容に比べると情報が出ていないと思います。
そして、学校でも習いません。
また、実際のところ多くの学習者が「何」を求めているので、そのニーズに合わせてコンテンツを提供する側もコンテンツを出しているというのが実情です。
YouTubeなどのコンテンツを出す側は、その大きな目的のひとつとして視聴してもらうことで発生する広告収入を得ることがあります。
そのため、視聴者のニーズに応える動画、ウケの良い動画を出して再生回数を上げなければならないからです。
そういった「何」に応えるコンテンツが悪いということではないです。
この項目の初めに触れた通り、韓国語習得するためには知識習得は必要だからです。
そして、それらの情報は有益なものも勿論あります。
ですが、それらの知識をしっかりと学び身に付けられるために必要な姿勢や考え方(マインドセット)、方法を知らなければその情報を活かすことができないです。
「何」だけ分かれば良い、その量が多ければ習得できるということであれば、既に多くの人が韓国語を習得、話せるようになっているはずです。
昔と違い情報不足ということはあり得ないですし、むしろあり過ぎるくらいです。
私はあなたに韓国語習得の本質的なところをしっかりと理解してもらい、韓国語習得に成功して欲しいと思っています。
そのため、学習内容よりも先に必要な韓国語習得に成功するための考え方(マインドセット)を中心として、その考え方をベースにした勉強法や練習法といったことをブログでお伝えしています。
まとめ:記事の内容は私の英語習得の失敗から得た気づき
私がこれまでこのブログの記事でお伝えしてきたことは、私の英語習得の失敗から得た気づきがベースになっています。
英語習得を必死にしていた時は、私自身も「何」や目先のことだけを追ってやっていました。
そして、知識量を増やせば、長く勉強を続ければ習得ができる、いつかは話せるようになるだろうと思っていました。
ですが、大きな挫折を味わい、これでは習得はできないという気付きを得たことがその後の英語習得の成功、そして韓国語習得の成功に繋がりました。
私はあなたに敢えて私と同じような失敗や苦い経験を韓国語習得でして欲しくないです。
私のように、余計な回り道をし、余計なことで悩み、人生最大の屈辱を味わい、余計な時間、手間、お金を使って韓国語を学びたくないですよね?
最近の記事でも書いていますが、英語でも韓国語でも習得できている人が学習者全体としてみると圧倒的に少ないです。
英語だと多めに見ても習得できている人は全体の20%、残りの80%は習得できていない、失敗(挫折)しているというデータがあるそうです。
韓国語は英語より習得しやすいので英語よりも習得できている人の割合が高い可能性はありますが、会話の習得に関しては大差ないのではないかと思っています。
いずれにせよ、残念ながら勉強しても習得できていない学習者が圧倒的に多いということが日本での外国語習得の実態です。
あなたがどのように韓国語の勉強をするかはあなたが決めることです。
どんな情報を得て何を信じ韓国語の勉強をするかはあなた次第です。
ですが、その選択や考え方を基に取った行動の結果として韓国語習得に成功するか失敗するかも決まるということを心に留めて日々の勉強や情報収集をして欲しいと思います。
英語と韓国語の習得に成功した私の外国語習得の思考術②
안녕하세요.
前回の記事では、英語と韓国語の習得に成功した私の外国語習得の思考術①ということで、気合や根性ですぐに覚えようとしないで、何度も繰り返すことで覚えた状態にするということをお伝えしました。
今回も前回から引き続き英語と韓国語の習得に成功した私の外国語習得の思考術②ということで、私が英語と韓国語を習得した経験から、私が思う語学習得に必要な成功する思考(マインドセット)をお伝えします。
今回の内容も、恐らくあなたが思っている韓国語習得に必要な思考とは真逆、常識を覆す考え方ではないかと思います。
「韓国語=勉強=ツラい=頑張る!」?
韓国語を含め英語など語学習得は、世間的には勉強の括りになりますよね。
実際、英語は学校で学ぶ科目のひとつとしてあることからもそれが言えると思います。
あなたも学校で英語を勉強したと思いますが、単語暗記をたくさんして、難しい文法を学んでと大変な思いをしたかも知れません。
そんな経験から、韓国語も無意識的にでも「韓国語=勉強=ツラい=頑張る!」というイコール関係になっていないでしょうか?
実は私自身も、中高で英語を6年学んだ後、更に短大の英文科に進学し遊ぶ暇もなく大変な思いをして英語の勉強をしました。
英語を習得するためにはツラい思いをして頑張って勉強しなければいけないと思ってずっとやっていました。
その結果、確かに中高と短大で大変な思いをして学んだことで知識習得はかなりできたと思いますが、できるようになっていたかと言えばなっていなかったです。
それは、過去の記事で何度か触れていますが、オーストラリアで思いのほか話せずどん底に落ちたという経験で実感しました。
そんな状態から気づきを得てV字回復したわけですが、その時の気づきのひとつが、
「英語=勉強=ツラい=頑張る!」ではないということです。
韓国語は頑張らなくても習得できる
過去の私と同じように、あなたも韓国語に限らず勉強というものは大変なものとか頑張ってやるものと思っていないでしょうか?
ですが、私や周りの習得に成功している人、また過去の生徒さんを見ていると頑張らなくても習得は可能だと思います。
ここでひとつ誤解があるといけないので補足説明をします。
頑張ることが必ずしも間違っているとかすべきではないという意味ではありません。
頑張ることがあなたの韓国語習得にとってプラスに働いているのであればOKです。
もし今あなたが頑張って韓国語の勉強をしていて、あなたが求めている成果や結果を得られているのであれば、その頑張りは効果的に働いているということです。
ですが、そうではない場合です。
韓国語の勉強をやる気にならない、やりたくないという状態から自分を韓国語の勉強に向かわせるための頑張り(言い換えると気合や根性)はあまり良くないですね。
もしあなたの頑張りが後者なのであれば、考え方を少し変えてやることも変えてみることをお勧めします。
私自身、上記で触れた通り中高の受験勉強や短大での学問としての英語の勉強は頑張ってしていたのですが、オーストラリアでV字回復後は頑張って勉強しませんでした。
ですが、結果的にはできるようになり、英語を活かして日本で転職し、海外就職で使える英語力を習得できるまでに至った実体験があります。
韓国語を頑張らなくても習得するためには?
まず結論からお伝えすると、次のふたつがポイントです。
・韓国語の勉強自体を好きなる
・韓国語学習の中に自分なりの楽しみを見つける
以下で、このふたつについて詳しく説明しますね。
韓国語の勉強自体を好きなる
韓国語の勉強をしているあなたが韓国語の勉強を始めたきっかけは何でしょうか?
K-POPや韓国ドラマに興味を持ったのがきっかけかも知れないし、韓国旅行で韓国語を話したいと思ったからかも知れません。
他にもあるかも知れませんね。
きっかけは個々に違うと思いますが、あなたは韓国語の勉強が好きですか?
K-POPや韓国ドラマがきっかけで韓国語学習をはじめたのであれば、音楽やドラマを間違いなく好きだと思いますし、韓国旅行に行く人も韓国の文化や食べ物、その他が好きだと思います。
それと同じように、韓国語の勉強自体に興味や関心を持ち好きでしょうか?
K-POPや韓国ドラマ、韓国旅行は好きだけど、韓国語の勉強は好きじゃない、韓国語は勉強だからツラいけど頑張ってやる、と考えていないでしょうか?
韓国語の勉強自体を好きになれるかなれないかは韓国語を習得できるかできないかにも影響します。
その理由は、
好きなことをやるのは苦にならないから
好きこそものの上手なれだから
です。
K-POPや韓国ドラマが好きな人であれば、忙しくても仕事で疲れていてもK-POPを聞いたり韓国ドラマを見ていないですか?
そして、その自分の好きなことをするのに頑張ることもないし、好きなことについて時間をかけて調べたり知ることも苦にならないし、むしろ自分から進んでするはずです。
また、あなたが韓国語以外に好きなことや趣味があればそれで考えてみてください。
例えば、ネイルが好きな人であれば、ネイルをきれいに仕上げる方法やデザインをいろいろ調べて研究したり、自分でネイルをして、どうやったらきれいにうまく仕上がるかなど試行錯誤すると思います。
そして、自分の好きなことは周りからどう思われようが、何を言われようが好きだから続けますよね?
うまいとか下手ということにこだわることがなく続けると思います。
その結果どうなるか?
ネイルであれば、初めはうまくなかったかも知れないですが、下手でも試行錯誤し気づきを得て改善しながら繰り返すうちに気付いたらうまくなっているでしょう。
これ、韓国語習得もまったく同じです。
韓国語の勉強自体が好きならば、忙しくても時間がなくても勉強します。
世間的には韓国語など語学は勉強と見られますが、好きな人にとっては他の趣味と何ら変わりはありません。
好きでやっていることなので、ネイルの例と同じく、発音が下手だとか上手いとか人と比べてどうだとか気にすることなく単に好きだから続けます。
その結果、ある程度の時間が過ぎた時に会話がスムーズにできるようになっていたとか発音がうまくなっていたなど大きな成果が表れます。
これは私の実体験でもそうですし、私の生徒さんでも同じ経験をされていて話せるようになった方が複数名いらっしゃいました。
おひとりは、実家がサービス業で平日休日問わず朝から夜遅くまで仕事をして忙しい毎日の中で、韓国語の勉強が楽しいと夜中の12時からしていたそうです。
既にかなりベースの知識はあったため、私とは会話にフォーカスしたレッスンで話せるようになりました。
もうおひとりも、ご主人の自営のお手伝い、家事、孫の世話、他の趣味ととにかく忙しい60代の方でしたが、この方も韓国語の勉強を楽しんでいたのでハングルから始めた方でしたがしっかり話せるようになりました。
このように、自分が今していることに興味や関心を持って好きになれば、頑張らなくても自然に勉強が継続でき成果も出ます。
韓国語学習の中に自分なりの楽しみを見つける
とは言え、「韓国語=勉強=ツラい=頑張る!」という思考があなたの中で固定化されてしまっている場合は、なかなか好きになることは難しいかも知れません。
そもそも、私達は日本社会や学校教育の中で、勉強とは頑張るものだという価値観を植え付けられているところがあるので、ここを変えることは容易ではないです。
韓国語の勉強が好きな人は、上のイコール関係の「韓国語=勉強」の時点でイコールではなくなっています。
では、このイコール関係を崩して韓国語の勉強を好きになるにはどうすれば良いのか?
その方法は、韓国語の勉強をする中でまず気づきを得ることです。
これは、韓国語学習が、勉強と言う名の作業にならないために重要であるという記事でも過去に書きました。
ただやって終わりの作業のような勉強はノルマをこなすだけのようになり、当然おもしろくも楽しくもないので韓国語の勉強を好きになりようがありません。
それこそ、今日の勉強(ノルマ)やらなきゃ!と気合や根性ですることになってしまいます。
ですが、勉強をしながらどんな小さなことでも良いので気づきを得ることでそれが自分なりの韓国語学習の楽しみに繋がることがあります。
私の場合、英語で辞書を引くことが面倒臭くて嫌いでしたが、それをしながら例文を見ることで意外な単語の使い方を知ることが楽しみに変わりました。
元々嫌で仕方なかったことがむしろ楽しみに変わったので、学習効果は確実に上がりましたね。
韓国語習得でも基本的には、英語習得で得たことを韓国語に活かしてやっただけです。
英語は頑張ってやった期間がとにかく長かったですが、韓国語習得に関しては正直、頑張ってやったという感覚はないです。
自分にとって何が楽しいとか面白いと思うのかは個々にポイントが違うので、これをやれば楽しいですよ、と私があなたにお伝えすることはできません。
それはあなたが日々韓国語の勉強をする中で、あなたなりの韓国語の楽しい!を見つけてください(^_-)-☆
まとめ:頑張るより韓国語の勉強そのものを好きになる
世間では、韓国語など語学習得は勉強、勉強とは頑張ってやるものだ、という考え方が固定観念としてあるように思います。
ですが、韓国語の勉強は必ずしもツラいとか頑張らないといけないものではありません。
自分が好きなことであれば頑張らなくてもできるし、続けることもでき、その結果気が付いたら自分の目的地に辿り着いています。
頑張って自分を韓国語に無理矢理向かわせるのではなく、まず韓国語の勉強そのものに興味関心を持って、自分が楽しんでできるあなたなりのポイントを見つけてください。
英語と韓国語の習得に成功した私の外国語習得の思考術①
안녕하세요.
韓国語に限らず英語など外国語習得に成功するために必要なことやものは色々あります。
勉強を進める上で教材は必要ですよね。
また、自分の目的に合った勉強法や練習法ももちろん必要です。
韓国語の勉強をしているあなたは、オススメの教材や勉強法などを探しているかも知れませんね。
ですが、それらの中で最も重要なものが、それらの教材や勉強法などを上手く活用するベースとなる思考(マインドセット)です。
これは、あなたが韓国語学習を、
どういう考え方や価値観を持ってやっているのか?
何を信じてやっているのか?
といったことです。
思考(マインドセット)が韓国語習得に成功するものであれば、それに伴った成功する行動をし結果が出ます。
外国語習得に成功している人は私の周りには多くいます。
その中にはひとつの言語だけではなく、複数言語を習得している人もいます。
それらの人たちを見て、また私自身の経験からも、外国語習得に成功している人は成功できる思考(マインドセット)を持っています。
韓国語のみならず英語でも残念ながら習得できていない人の方ができている人よりも圧倒的に多いのが実情です。
そのため、私も含め習得に成功している人は全体として見れば少数派なわけですが、思考(マインドセット)は大多数の学習者の方のものとは恐らく違います。
そのため、あなたがもし大多数の学習者の思考(マインドセット)を持っているなら、受け入れがたい、理解ができない、常識を覆す思考(マインドセット)かも知れません。
ですが、すべてのベースとなるのが思考(マインドセット)であるため、まずはここを成功できるものに変えていく必要があります。
今回は英語と韓国語の習得に成功した私の外国語習得の思考術①について書きます。
覚えようとしないで覚えた状態にする
韓国語習得では、単語を暗記するとか文法を学んで覚えるといった知識を得て、それを記憶に残すとことは欠かすことができないですよね。
この単語や文法を覚えることをあなたは一生懸命に覚えなきゃ!と気合や根性など気持ち的なもので覚えようとしていないでしょうか。
かつての私もそうでしたので良く分かります。
ですが、覚えようと思ってもなかなか覚えられなくないでしょうか?
私は学生の頃は覚えられたんですが、年を取るに連れて覚えられなくなりました。
そこで、覚えようとしないことにしました。
これは、「覚えなくて良いと思っている」という意味ではなく、気が付いたら覚えている状態になるようにしました。
私たちは日常生活の中で、覚えようと意識しなくても頻繁に目にしたり、耳にしたりしていると知らないうちに記憶に残っているということがありますよね。
例えば、学生時代に進学やクラス替えで周りの友達の名前を全然知らなかったのに、毎日顔を合わせているうちに自然に覚えていたということはあなたも経験があるはずです。
あとは、流行りの歌などもテレビ、お店、街中でよく耳にするうちに覚えようとしたわけではないのにメロディーや歌詞を覚えていたということはないでしょうか。
韓国語の勉強でも単語や文法を覚えることは本質的にはこれと同じだと思うんですね。
気合とか根性で覚えようとするのではなく、単純に接触回数を増やせば少しずつ記憶に刻まれて行って気が付くと覚えています。
記憶力や学習能力の問題ではなく、この繰り返すという単純なことを根気よくできるかどうかです。
今のように何でもすぐに簡単に手に入る、スピードを求める生活を送っていると、韓国語などスキル習得でも「すぐに覚えられる」とか「すぐにうまくなる」方法みたいなテクニック的なものを探していないでしょうか?
ですが、スキル習得はすぐにはできないです。
ここもやはり思考(マインドセット)の話になりますが、すぐに成果を求める人は語学習得はできないです。
私の場合、今取り組んでいるタイ語では単語学習だけでも1週間~10日程度それのみやります。
その代わり、一回一回は覚えようと特に意識はしません。
発音を聞いて確認、自分で発音、綴りを書く、また発音を聞いて自分で発音といった具合に単語学習だけにフォーカスしてそれを1週間~10日繰り返します。
特に発音は1セット3回~5回します。
それをずっと繰り返していくと徐々に覚えた状態になる単語が増えてくるので、続けるうちに覚えていない単語の数は減って来ます。
もちろん、すべてを完璧に覚えた状態になれないこともありますが、そこは復習で補います。
記憶に残すには、感情の動きを伴うか接触回数を増やすしかありません。
感情の動きを伴って記憶に残る例としてトラウマがあります。
トラウマは強い心理的な衝撃を受けて、その出来事が忘れられなくなるものですね。
ですが、単語を覚える場合で考えたら、単語を覚える時に単語ひとつひとつに対しトラウマのように激しい衝撃を受けるとか嬉しい、悲しいなど感情の動きを伴うことはできないです。
であれば、接触回数を増やすしかないです。
覚えられていないものは意図的に使う
接触回数を増やすことで覚えた状態になるものは多いですが、なかなかそうならないものもあります。
そういう場合は、これも結局は接触回数を増やす方法のひとつではあるのですが、意図的に使うようにします。
単語と文法は別々で学ぶのではなく結び付けて学ぶ方が効果が高いということは別の記事でも書いていますが、ここで意図的に使います。
学んだ文法で簡単な文を作る時に、覚えられていない単語を何度も使って文を作ります。
例えば먹다がなかなか覚えた状態にならないのであれば、
김밥을 먹어요.
김치를 먹어요.
라면을 먹어요.
삼계탕을 먹어요.
このように먹어요を使う文をいくつも作って意図的に接触する回数を増やします。
この時に文法(活用)も一緒に勉強するのであれば、먹어요を自分が学んで知っている活用形に変えて文を作ります。
김밥을 먹어요.
김치를 먹었어요.
라면을 먹고 싶어요.
삼계탕을 먹어 본 적이 있어요?
活用する言語である韓国語は、原形の먹다だけをひたすら覚えても意味がないので、上記のように活用と組み合わせながら実用的な練習をすることで覚えた状態にする方が学習効果も高いです。
これらを声に出して何度も読む練習をすれば、会話の練習をしながら覚えた状態にすることもできます。
まとめ:気合や根性で覚えず接触回数を増やして覚えた状態にする
語学習得では、覚えることを避けて通ることはできないですが、なかなか覚えられないということは程度の差はあれ誰でもあるのではないでしょうか。
すぐに覚えられる方法や簡単に覚えられる方法のような情報もあるかも知れませんが、そういった方法を使っても実際はそんなに簡単には覚えられないものです。
今の世の中では「すぐ」を求めがちです。
ですが、人間が何かのスキル習得をする場合そんなすぐにはできません。
単語や文法を覚えることも時間と手間はある程度かかりますが、何度も繰り返せば少しずつ覚えた状態になります。
気合や根性ですぐに覚えようとせずに、気長にコツコツと何度も繰り返して、気が付いたら覚えていた状態になる方が私個人はストレスがないし覚えられています。
覚えた状態になるにはそれなりに時間と手間がかかると思っていれば、すぐに覚えられなくても、自分は記憶力が悪いと落ち込むとか覚えられないと自己嫌悪に陥ることもありません。
ここもやはり韓国語習得に対する思考(マインドセット)をどう持つかで、その先の韓国語学習に対する自分の気持ちや行動が全く違ったものになり、それに伴った結果も違ったものになります。
無駄な勉強に時間や手間を掛ける必要はありませんが、必要なことには手間と時間を惜しまず取り組むことが大事です。
あなたはやってない?あなたの韓国語の上達を妨げる意外な落とし穴
안녕하세요.
韓国語学習者は今では日本に限らず世界各国でもたくさんいます。
私が韓国語を始めたのは1999年でもう20年以上も前になるのですが、その頃には今のように韓国語を学ぶ人がこんなに増えるとは想像もつかなかったですね。
20年の間にテクノロジーが進化、韓国語を学ぶ人も増えたことで韓国語を学ぶあなたにとっても昔に比べると格段に勉強がしやすい環境になったと思います。
教材や本、YouTube動画、ブログやSNS、学習アプリ、韓国語スクールやオンラインレッスン、そしてGoogle検索など学ぶために足りないものはないないのではないかというほどに充実しています。
ところが、こんなに充実した学習環境があるにもかかわらず、韓国語に限らず話せるようになっていない人が話せるようになっている人よりもずっと多いのが実情です。
私は今のように学習環境が整っていない時に韓国語を始め、その殆どを独学でやって韓国語を話せるようになりました。
20数年前の地方都市で韓国語を教えてくれるところなどなかったです💦
そんな私が思うに、今のように韓国語学習をするには何の不自由もない環境が逆に韓国語上達を妨げる落とし穴になっていると感じます。
これについては過去にもいくつか事例を挙げていますが、今回は多くの人がやってしまっているのではないかと思うことをひとつだけ挙げます。
わからないことをすぐに調べるのはNG
あなたは韓国語の勉強をしていて何かわからないことがあるとすぐに調べていないでしょうか。
学生時代に、わからないことがあったら調べましょうといった事を学校の先生や親に言われたかも知れません。
そして今は、Google検索、ブログ、インスタなどのSNSでもわからないことはすぐに調べて答えを得ることができますよね。
ですが、このわからないことをすぐに調べるという当たり前にしている何気ない行動が韓国語を学ぶ上ではあまり良くないと私は思います。
確かに、わからないことをそのままにしておくのは良くないです。
わからないことをそのままにしておいても解決しないし、もやもやしてスッキリしないですよね。
だから、わからないことを調べる事自体が悪いということではありません。
問題なのは、すぐに調べるという点です。
調べる前に自分でまず考えて答えを出す
前の項目で、わからないことをすぐに調べるのはあまり良くないということをお伝えしました。
では、どうすれば良いのか?
それは、調べる前に自分の頭を使って考えて答えを出してみるということです。
もちろん、考えてみても全くわからないということもあるでしょう。
そういう場合は仕方がないです。
ですが、そうでない場合は一旦自分でできるところまでやってみるとか、考えてみるとかした上で調べた方が学びになります。
これをしないで、わからないからとすぐに調べて答えを得ても、その場しのぎの答えを知って終わりとなってしまいがちです。
そしてまたわからないことがあったらすぐに調べてはピンポイントで答えだけ得て終わりの繰り返しで学びになりません。
一方で、自分なりにやってみたり考えたりして一旦答えを出してから調べた場合、もし自分の考え方や答えが違っていたとしても、どこが違ったのか?など気づきがあるので成長や次の学びに繋がります。
次回また同じようなことがあった時にその学びを活かすことで次は間違えないでできるといった進歩や上達を感じられます。
数学などもそうですが、答えが大事なのではなくその答えを出す過程が大事だと言ったりしますね。
それと同じことです。
答えを知るだけではなく、その答えにたどり着くまでのやり方や考え方を学べば答えを自分で導き出せるようになります。
以前他の記事でも書いていますが
魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ
魚(答え)ではなく魚の釣り方(考え方ややり方)が大事ということですね。
まとめ:自分で答えを出してから調べる
スマホの普及で必要な情報を手軽に何でもすぐに得られるようになりました。
ですが、この便利さが韓国語の上達を妨げる落とし穴にもなっています。
探せばすぐに答えを得られることで、自分の頭で考えてみる、自分なりの答えを出すということをしなくなっていないでしょうか?
会話や作文など自分から韓国語を発信する場合は特に、自分で考えるということがとても重要です。
その理由は、会話や作文は暗記したものでするものではなく、自分の言葉で表現するものだからです。
韓国語学習をスムーズに進める上で便利なものは使えば良いですが、自分で考えてみることを忘れないでください。
韓国語の勉強が「作業」にならないために注意すべきこと
안녕하세요.
韓国語の勉強に限らず他の勉強でも勉強というのは手間も時間も掛かるものですよね。
いつもお話ししていますが、あなたも忙しい毎日を過ごす中で限られた貴重な時間を何とか捻出して勉強をしていると思います。
そんな風にしている勉強なのに、している割に成果に繋がらない・・・
はい、これ正に過去の私です💦
私は、英語や他の仕事関係の勉強でもこれを経験しています。
こうなってしまう原因のひとつが、勉強が作業になってしまっているということがあります。
今回の記事では、韓国語の勉強が「作業」にならないために注意すべきことについて書いていきます。
勉強と作業の違い
まず、ここでのキーワードである勉強と作業の違いについてです。
これは、辞書に載っているような定義ではなく私自身が経験した上での定義です。
勉強
それをしたことで自分が何かを得たり、できるようになったり成長が感じられる行為
作業
何かをする、決めたことをただ実行する
こんな感じです。
両者の違いは、勉強は成長があるのに対し、作業はやることをこなすだけという点です。
作業では韓国語習得はできない
先の項目で書いた通り、作業はやることをこなすだけなので成長がありません。
韓国語の勉強でも作業になってしまうと習得はできないですね。
では、韓国語の勉強で考えた時に作業とはどんなものなのかと言うと、勉強そのものをやることが目的になっている勉強です。
例えば、毎日単語を20個ずつ覚える、要点まとめのノートを作る、音読練習を10回するなど自分で何をするか決めてそれを一通りやって終わりといった勉強です。
イメージ的にはタスクをこなしたらOKというものです。
やることが目的になってしまうと、やったらOKになってしまいます。
ですが、本来の勉強の目的は勉強をすることではなく、それをやることによって得たい結果を得ることですよね。
その結果は、試験に合格したいとか話せるようになりたいとか個人差があります。
ですが、いずれにせよ、自分が得たいその結果を得られることに繋がるものでなければならないですよね。
そのため、決めたことをやるだけで成長に繋がらない作業になってしまうと結果は出ないです。
ポイントは「気づき」があるかどうか
では、勉強が作業にならないために重要なことは何かと言うと、勉強をしていて気づきがあるかどうかということです。
自分が日々している勉強の中で、どんなことでも良いので気づきを得ることが重要です。
例えば以下のような気づきです。
前はこう思っていたけど実はこうだったのか!
これって前に出た〇〇と同じだな/似ているけどここが違うな
日本語だと○○だけど、韓国語だと○○になるんだな~
自分はいつもここが分からないな/間違うな/書けないな/発音がうまくできないな/聞き取れないな
ここはもっと練習しないといけないな
自分は○○はうまくできるな/すぐに覚えられるな
○○はできるようになったな/覚えたな
このように色々な気づきを得ることで、次の自分の勉強の課題や力を入れてやらなくても良い(簡素化できるポイント)ことが分かります。
韓国語をできるようになるためには、自分の最終目標と現状のギャップを埋めていくことが必要なので、これらの気づきがなければギャップを埋めていくことができません。
得た気づきから自分が改善すべきことを見つけそれをすぐに実行します。
逆にうまくできることには、時間と労力はあまり掛ける必要がないので簡素化して、できない部分にその分の時間と労力を掛けるようにすれば無駄のない勉強ができます。
気づきのない作業は、先に触れた通りタスクをこなすだけで終わってしまうので、上記のような習得に繋がる行動の変化が起きないです。
まとめ:気づきを得ながら勉強する
ここまで勉強と作業の違い、作業では韓国語習得はできない、ポイントは気づきがあるかどうかということを書いて来ました。
他の記事でも書いていますが、韓国語の勉強では手段と目的をしっかり区別しないとやっても結果に繋がらない作業になってしまいます。
あなたは日々の勉強の中で
どんな気づきを得ていますか?
そして
その気づきを次の勉強に活かせていますか?
一度見直してみてください。
勉強しても話せるようにならなかった私が話せるようになったマインドセット
안녕하세요.
前回の記事では勉強しても話せるようにならなかった私がなぜ英語と韓国語を話せるようになったのかというテーマで、あなたにその答えをYouTube動画を共有することでお伝えしました。
既に動画をご覧頂いたかどうかは分かりませんが、あなたはどう感じたでしょうか?
この動画の内容は手厳しい内容だったかも知れませんね。
ですが、頑張っても結果が出ない状況から抜け出すための明確な回答だと私は感じました。
この記事と動画をご覧頂いたインスタのフォロワーさんより、ブログの内容に心打たれた、また動画に感銘を受けたとご丁寧なメッセージを頂きました。
正直、このような内容の記事を投稿する場合、見て下さるあなたがどのように受け取るかを考えると躊躇することもあります。
ですが、このメッセージを下さった方のように耳の痛い話であっても耳を傾け、そこから何かしらの気づきを得て頂けたのであれば幸いです。
今回の記事では、前回の記事に続き、勉強しても話せるようにならなかった私が話せるようになったマインドセットについて書いていきます。
大愚和尚様のお話しの要点
まず最初に、既に動画を見て下さっているあなたにとっては復習、まだ見ていないあなたにとっては動画の要点をお伝えします。
動画の中での大愚元勝和尚様のお話しの要点は以下の通りです。
・あがいてる状態から抜け出すためには素直さが必要
・結果の出ていない過去の努力にすがることが問題
・結果の出ない努力をすればするほど人はそれにすがる
・結果の出ない努力の延長線上に結果が出ることはない
・全く違った考え方、全く違った方法、全く違った場所、全く違った感覚を求めて
行動する、心持ちを変えようとする、それか自分の師匠に教えてもらうしかない
既に書いた通り、今あなたがもし悩んでいる状態であればこれらの指摘は手厳しいと感じるかも知れません。
一生懸命に勉強していれば尚更そう感じるのではないかと思います。
ですが、これを受け止めて自分自身を変えていけるかどうかが成果に繋がるか否かを分けることになります。
私自身のオーストラリアで自分の英語がまったく使い物にならなかったという苦い経験を前回の記事や以前の記事でお伝えしました。
そういった状況ではさすがに、目の前の厳しい現実から目を逸らすことはできなかったです。
そして、私はその経験がきっかけで話せるようになるために自分自身を変えました。
では、私は話せるようになるために何をして自分自身を変えたのか?
次の項目ではより具体的にお伝えします。
これまでの考え方ややり方では結果が出ないと素直に認める
これは既に書いた通りですが、私の場合、厳密に言うと認めざるを得なかったです。
話せない状態から話せるようになるには、今のままではダメであるということを一旦自分で素直に認める必要があります。
そうすることで、今まで自分が良かれと信じてやってきたことへの執着を手放すことができるようになります。
執着を手放さないまま、自分自身を変えて結果を出すために必要な、これまでとは全く違った考え方、全く違った方法、全く違った場所、全く違った感覚を求めて行動する、心持ちを変えようとすることはできないです。
マインドセットを変える
私の場合、運よく自分で話せない状況からその後、約1カ月程度で話せるようになるというV字回復するヒントを得ることができました。
大愚和尚様の動画で言うところの10センチずれればハエが外に出られる方法を自分で見い出せました。
これはどうやって見い出せたかと言うと、学校で話せる周りの友達の様子を観察したり自分で自問自答することをしました。
その結果得た答えがマインドセットを変えることです。
それまで自分が当たり前だと思って信じていたこと、やっていたこと、世間で常識だと思われている考え方をすべて捨てて、逆の発想に切り替えました。
マインドセットの重要性は過去に何度か記事でお伝えしています。
過去の記事で詳しく書いているのでここではマインドセットそのものについて詳しくは書きません。
ポイントだけ再度お伝えします。
何かしらの結果を得るためには行動をしますが、その行動の基になっているのはマインドセットです。
そのため、結果を出すための大元であるマインドセットを見直さないと、その後の行動も変わらないし結果も変わらないということです。
では、私が変えたマインドセットの具体例を挙げます。
これらは、これまでの記事でも触れていることですが改めて列挙します。
知識を増やしても話せない
料理で例えるならば、材料やレシピがたくさんあるからと言って料理ができるわけではないですよね。
それと同じで、単語や文法知識がどれだけあっても使えないのであればそれはないのと変わらないです。
単語はたくさん知らなくても話せる
韓国語に限らず英語でも多くの学習者の方が単語力がないと話せないと思い込んでいる思います。
だから一生懸命に単語集を使って単語の暗記をしているのではないでしょうか。
実際に私自身も英語の時は英文科だったということもありますが、かなり単語を覚えました。
9,000語レベルで単語を覚えることをしたかも知れません。
ですが、自分で話せるようになって気づきましたが、会話は必要最低限の単語、使えなければならない単語をしっかりと使えるようになっていれば思いのほかできます。
英語で大変な思いをして覚えた数多くの単語は、見ることはあってもほぼ使っていません。
自分はもう話すために必要なものは持っている
かつての私はまだ足りない、もっと覚えなければならないと「ない部分」に目を向けていました。
ですが、学校で単語や文法をそんなに知っているわけではないクラスメートでも話している様子を見て気づきました。
彼らは、今ないものを補って話そうとしているのではなく、自分が既に持っているものを活かして話しているということです。
その姿勢に触れてから、私自身も自分が既に持っているものを活かしてまず話すことを始めました。
その結果、1カ月で劇的に話せるようになりその後は英語、韓国語能力を活かして収入を得たり、英語や韓国語で他の何かを学べるレベルまでになれました。
間違えながら話せるようになる
何事も初めから間違えずに完璧にうまくなどできないです。
ですが、かつての私は間違えることに対し過剰に嫌悪感を感じる完璧主義者でした。
話す時には間違えずにスラスラとカッコよく話したいという思いがありました。
ですが、この完璧主義が話せるようにならない原因であることが、間違えながらも積極的に話しているクラスメートの姿を見て気づいたことです。
通じれば完璧である必要はない
現地でその言葉を使う環境に身を置いて、完璧に話せる必要はないということに気付きました。
私達が英語でも韓国語でも日本語でも話すのは、それによってその先に相手に伝えたいことがあるからです。
言葉は手段であって目的ではないので、目的が果たせれば多少間違っていようが不自然さがあろうがOKなわけです。
つまり、韓国語を間違いなく韓国人のようなきれいな発音やイントネーションで話せるかどうかが重要なのではなく、自分が話したことを相手が理解してくれるかどうかが大事です。
そもそも結果を出すことが難しいことはほどほどで良い
私たちは韓国語を外国語として習得する以上ネイティブである韓国人のようにはできないことはどうしてもあります。
一例として、発音やイントネーションは韓国人と同じにはなりません。
残念ですが、これが事実です。
非ネイティブとネイティブは違うので、私達のような非ネイティブの延長線上がネイティブではないです。
再現性が低い(=個人差が出る)、結果を出すことが難しいのが発音やイントネーションです。
頑張ってやってもそもそも結果が出にくいものはこだわり過ぎず割り切って、ほどほど、通じれば良いという感覚でやれば余計なストレスを感じません。
発音やイントネーションは長期的に改善していく努力目標として私は考えています。
できないのが当たり前
これは違う言葉で言うと期待値を上げ過ぎないということです。
やってもうまくできない、できないのがむしろ当たり前と思っていれば気が楽です。
韓国語を話すこともそんなすぐペラペラにはなりません。
巷にある耳障りの良い言葉を信じたり期待値を上げ過ぎると、思い通りに話せるようにならない現実に自信を失くしたり、自己肯定感が下がります。
ですが、そもそもできないのが当たり前だと思っていれば、それはまだ練習が足りないからできないだけで練習すればできるようになると思えるので気が楽です。
自分に必要なこと以外はやらない
これは韓国語学習に限った話ではなく日常生活でも同じかと思います。
何もかも、それもきちんとできるようになることなど不可能です。
韓国語学習でもすべてを万遍なくやろうとか理解する、ちゃんとできるようになる必要はありません。
言語習得はやり始めたらキリがなく自分でやる範囲を決めないとどこまでやっても終わりがなく、できるようになっている感覚にいつまで経ってもなれないです。
私は英語習得でこれができなかったことによって時間とお金を無駄にしました。
その失敗から韓国語では、やることとやらないことの線引きをしっかりして、本当に必要なことに集中したことで最短で習得ができました。
変えたマインドセットに合わせて行動する
行動は無理矢理変えようとしなくても、マインドセットが変わればそれに合わせて行動も自然に変わります。
コーヒーを飲みたいと思っている間は、コーヒーを淹れたり買いますが、紅茶が飲みたいというマインドセットに変われば、紅茶を買ったり淹れるという行動に自然に変わりますよね。
上の中から一例を挙げると、単語をたくさん知らないと話せないというマインドセットであれば、そのマインドセットを基にとにかく単語をたくさん覚えるという行動をするはずです。
一方で、単語はたくさん知らなくても話せる、自分はもう話すために必要なものを持っているというマインドセットになれば、それに合わせて既に持っているものを活かしてみるという行動を取ります。
このようにどういうマインドセットを持っているかで、その先の行動は全く違ったものになり、その先の結果も行動に合わせて変わってきます。
まとめ:結果を出すためには自分自身を変える
頑張って努力しているのになかなか結果が出ないと、更にその結果に繋がらない努力をしてしまうものです。
ですが、結果に繋がらない努力を続けた延長線上に結果が出ることはありません。
結果を変えたいのであれば、まず自分自身を変える必要があります。
多くの人がやってしまう間違いが、結果が出ない時に自分自身を変えるのではなく、教材や習いに行っている場所など自分以外の何か、そして行動から変えようとすることです。
これらを変えても自分自身が変わっていなければ結果は恐らく同じです。
あなたが今結果が出なくて悩んでいるのであれば、まずはあなた自身を見つめ直し、あなた自身を変えてください。